自律神経のお話「東京五輪」 #内村航平 #SAT #SIT #体操 #鉄棒 #アスリート #オリンピック #天海祐希 #東山紀之

自律神経のお話「東京五輪

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内村航平選手、鉄棒でまさかの落下

確かに、少し、ショックも受けました。でも、年齢的には仕方ない。と言うか、「今まで、良く頑張ってこられた」と言う思いです。
「器械体操」という競技で、三十歳まで世界のトップでいた事自体が、奇跡に近いですし、やっぱり凄い。後輩に当たる白井健三」選手。「床」で男子史上最年少。十七歳一か月で世界選手権で金メダルを獲得。(各大会で金メダル六つ、銀三つ、銅四つ獲ってます)白井選手の名前のついた技は六つもありますが、わずか二十四歳の若さで引退しました。
コロナ禍のせいで、昨年開催予定だった、東京五輪の延期もあって、調整が出来なかったのかも知れません、今年六月に引退してしまいました。
「若すぎる」
とも思いますが、器械体操の様な、精妙で人間離れした技、ある意味「刹那的」を体現するには、卓抜した運動神経とそして、自律神経が重要なんだそうです。

人間の自律神経のピークは二十代中盤までが限界という説

ドラマ「緊急取調室」では、「真壁有希子」(天海祐希さん)は元SIT隊員。
「刑事七人」では、解散していた時期の「天樹悠」(東山紀之さん)はSAT隊員だった?。
という設定でした。
しかし、「真壁有希子」は何歳までやっていた設定なんでしょうね。
昔、私の聞いた話では、「SIT」の実務部隊は二十七歳以下、「SAT」に至っては二十四歳以下と聞きました。
「真壁有希子」の場合、「若い頃」と言う事で、言い訳立ちますが、「天樹悠」の場合、五十歳過ぎての「SAT」実務部隊は、なかなかに在りえない気がします。

老化

年取ると、「筋力が衰える」と思いがちです。実際は筋力ではなく「自律神経」の衰えを筋肉の衰えと勘違いしていることが多いそうです。(私もそう思ってましたけど)
例えば、若い頃に出来ていた動きが、年を取ると出来なくなる。この経験は、ある程度の年齢になれば、誰でも感じると思いますが、あれは、筋力の低下や身体が硬くなった訳ではなく、自律神経の衰えで、イメージした動きを体現しにくくなっているからだそうですね。
身体が思うように動かないから、やがて、筋肉や柔軟性もそちらに寄って行くわけです。
現実、筋肉だけであれば、年を取ってからでも、筋トレで衰えを抑えることができます。スレッチで身体の柔軟性も維持できます。しかし、自律神経の老化を止める術は、現在はまだ発見されてないそうです。
アスリートが30代くらいから、引退を考え始めるのも、身体のコントロールが以前の様に行かなくなるからなんですね。
とはいえ、引退しても、一般人と比べれば、とんでもないスーパンマンだし、武術やスポーツによっては、経験と駆け引きで、勝負、試合を勝ち抜くことが出来るベテラン・アスリートも沢山居ます。自律神経の衰えがゆっくりというアスリートも居るでしょう。多分、サッカーの「三浦知良」さんなんかがそうかも知れません。
でも、それだけ、「器械体操」の選手や「SIT」「SAT」の実務部隊は、刹那的な世界だと言う事なんでしょうね。

【余談】世界で唯一高齢者の多い特殊部隊SWAT

ドイツのGSG9とか、フランスのGIGNとか、日本のSATなんかも、実務部隊は二十代と若いんですが、世界で唯一、三十代以上も結構多いのが、アメリカのSWATだそうです。
アメリカでは州や市によって、SWATとは呼ばない所もあるようですが、実務部隊に高齢者が多いのは、人が足りないからなんだとか。
まあ、人手不足というより、人手に対して、出動回数が多すぎるからなんでしょう。
悪戯通報なんかも原因らしいく、自転車泥棒にSWATが出動した例もあります。
酷い例だと、悪戯通報で、何にも悪くない人の家にSWATが突入。射殺された例もありました。
数年前のデータですが、SWATの年間出動数が全米で、五万件以上とも言われています。

【余談その②】

私は自転車が好きで、よく、サイクリングに出かけますが、この一年ほど前から、何気ないS字スラロームにぎこちなさを感じるようになりました。
他、バランスでその場に静止する事も、結構得意だったのに、どことなくぎこちなさを感じています。多分、これも自律神経の老化なんでしょう。
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ナイト・ドクター 第四回・第五回 #波留 #田中圭 #岸優太 #北村匠海 #岡崎紗絵 #沢村一樹

ナイト・ドクター 第四回・第五回

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ナイト・ドクター 第四回・第五回

しかし、なんで、昼間の医師団はあそこまでいやらしい

ドラマで見る限り、ナイト・ドクターチームは神の集団で、昼間の医師団は下衆の集団ですよね。
ナイトチームの医療努力に対して、あんなに嫌味な事言いますかね?
ドラマですから、悪役が必要なんでしょうけど、現実社会では、日中のお医者さんもいる訳ですから、あそこまで「救急医以外は下衆」みたいな扱いも、特定のイメージを植え付けそうでちょっと怖いです。まあ、観る側が「フィクション」として理解できているか? が大切だと思いますが、情報過多々々で伝達速度の速い現代でも、区別の出来ない人の方が多いので、少し心配です。

医師の平均寿命は十年短い医者の不養生

ドラマの中で言ってましたね。成瀬医師も食事にカップ麺食べてたし、まあ、忙しい職場は、病院に限らず確かにあんなもんです。
医者であるがために、自身の健康には気配りできない。そんな、現実も確かにあると思います。
手塚治虫先生も、医師でありながら六十を前に亡くなりました。
手塚先生の場合。医師の知識を持ちながら、健康を顧みず漫画を描き続けていたからですけど…

医者のアルバイト

甥が言っておりましたが、大学病院等では、アルバイトが認められているそうです。
と、言っても、居酒屋とかコンビニとかでのバイトではありません。週一回程度、いわゆる町医者「開業医」の病院でアルバイト出きるそうです。
全国共通ではないかも知れませんが、大学病院の先生たちの給与って、平均的サラリーマンの年収と変わらないそうです。地域によって違うかもしれませんけど、部長先生クラスでも、年収5~6百万らしいです。
なんか、お医者さんって稼いでいるように思われがちですが、大学病院の先生はそうでもないようです。では、何故、大学病院で働くのか? それこそ、ドラマのナイト・ドクターみたいに「技術を研鑽し、人命を救いたい」というか「人命を救う…名誉?」みたいな、お金とは違うモチベーションのようです。勿論、例外もあるでしょうが、私の甥の場合も、友人の死から医師を目指すようになりました。
医者は、開業医の方が遥かに儲かると聞きます。
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ハコヅメ~たたかう!交番女子~#03 #交番女子 #警察官 #永野芽郁 #戸田恵梨香 #山田裕貴 #西野七瀬 #ムロツヨシ

ハコヅメ~たたかう!交番女子~#03

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今のところ発砲シーンはないけど
コメディーだけど、結構、深い意味もあって勉強になります。

巡査は不向きと思いつつ、交番勤務を続ける女性警察官と、それを指導してゆく、パワハラ容疑で交番勤務に左遷されたとされる、元・敏腕女性刑事のお話。(本当は、過去の未解決事件解決の為に、敢えて交番勤務を願い出たんだろうと思います)

第三話で強制わいせつ事件が発生

その被害者の聴き取りに失敗した、主人公・川合巡査(永野芽郁さん)。
山田刑事(山田裕貴さん)の「もし、川合が暴行されたとして、それを川合ならどう証明する?」という、備品室での話はなかなかに考えさせられました。
加害者は逃げるための「合意」を主張する。女性にも浮気が彼氏にバレる事を恐れて、強姦と主張した例があったと語ります。
合意があったかどうかで、事件は裁判で大きく変わってゆく事も確かですね。
だから、強姦・強姦殺人事件の多いアメリカでは、女性器の傷の位置や角度から「強姦」か「和姦」かを判断する技術が取り入れられたのでしょう。被害者が死亡していな限り、必ず女性医師が検視するそうですが、強姦、和姦どちらにしても、女性にとって屈辱的な調べになりますね。

強姦事件

裁判員裁判が導入される前の事件ですが、女性が、人気のない公園に引きずり込まれて強姦されるという事件がありました。
裁判で争われたのは、当然、合意だったか、強姦だったか?
焦点になったのは、被害者女性が強姦された時、「腰が地面に当たって痛いから、せめて上着を敷いて欲しい」と嘆願した事でした。
女性からすると、相手が思いを遂げない限り、逃れられない。諦めの覚悟だったのでしょう。
せめて、地面に擦れる痛みを解消して欲しかったのだと思います。
が、しかし、上着を敷いて欲しいとは、相手を受け入れた事。合意だったのではないか」という争いになったそうです。
聞いていて、「え~?」という感じですが、もっと古い強姦事件では、お尻の下にハンカチ一枚あっただけで、合意として扱われたケースもあったと言います。
それだけ、昔は強姦事件を立件することが、難しかったんでしょうけど、事件そのものを裁判官、検察官(検事)、弁護士、等のプロだけで争うと、なんか理屈ゲームと言うか、犯罪の現実や本質が、置き去りにされて行くような、そんな判断になっている様に感じていました。
だから、「裁判員制」を導入したんでしょう。裁判に一般人の見識も取り入れる事は、私個人としては良い事だと思いますし、「陪審員裁判」の様に、法律の素人だけが集められるよりも良いとも思います。(たまたまプロが混じる事もあるでしょうけど)
まあ、裁判員制は法律のプロである、判事に誘導されるケースもあるかも知れませんけどね。

日本も元々は「陪審員裁判」でした

1945年。昭和20年の終戦まで、日本も強盗や殺人等の凶悪犯罪は「陪審員裁判」でした。
どういう理由からか、GHQが日本から「陪審員裁判」を廃止させています。
まあ、飛行機を作ってはならない、自動車を作ってはならない、地下鉄は作るな、漢字の撤廃、道路右側通行、等、日本から沢山のモノを奪い、押し付けていましたから陪審員の撤廃もその一環だったのでしょう。因みに、日本で二番目の地下鉄「丸の内線」は、GHQの監視下で作られ始めましたが、「お茶の水」~「茗荷谷」辺りの屋外路線部分でもって、「地下鉄ではありませんよ」と主張したと聞きます。

しかし、町山警察署の女子は細い

戸田恵梨香さん、永野芽郁さん、西野七瀬さん、と、美人ぞろいですが、みんな、身体が細いですね~。テレビで観てあんだけ細いですから、実際にお会いしたとしたら、もっと細く見えるんじゃないでしょうか?

【今日の余計な一言】

冒頭の訓練風景の正拳突きは、ちょっと…
係長役平山祐介さん以外は、みなさん肩が上がっていて、腰も入って居ない。
余り宜しくありませんでした。
ちょっと調べてみると、平山祐介さんはやっぱり空手をやっていましたね。
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小山田圭吾氏騒動 #小山田圭吾 #いじめ #犯罪 #人糞

小山田圭吾氏騒動

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たまたまですが、問題になった、小山田氏の壮絶な暴力犯罪の記事は、リアルタイムで読んだ事があります。
細かい内容は、吐き気をもよおすので、敢えて書きませんが、記事は記者との会話形式で書かれていました。
ハッキリ言って、自慢話。記者も面白半分というか、結構軽い感じで「凄いですね」を連発していた様に記憶しています。
よく、元・ヤンママ等がテレビ出て、「若気の至り、反省してまーす」と言いつつ、実は、反省ではなく自慢している話と似ていました。
記事を読んでいて、思わず「ええっ?」と声が出て、雑誌の表紙を確認したほどです。

小山田圭吾氏擁護派

「三十年以上昔の事だし、いつまで責められれば良いんだ!」
とした、擁護派の方もおられますが、問題なのは、小山田圭吾氏は被害者に謝罪してない上に、罰を受けたわけでもないようです。
そこは、責められても仕方ないでしょう。少なくとも、被害者が納得行く形の謝罪があり、それなりに罰も受けていたのであれば、「何度も責めてはならない」と思いますが、現時点、私の知る範囲では、小山田圭吾氏は反省しているという話は聞きません。

伊集院光さん「もはや、いじめという言い方はやめましょう」

TBSラジオ。朝の番組の中で、伊集院光さんが「暴力を「いじめ」、窃盗を「万引き」という言い方にして、なんか丸い感じ、やわらかい感じにするのはもうやめるべき」的な発言をされていました。
私も同感です。
「いじめ」
という言葉には、なんか可愛らしさというか、些細な出来事、取るに足らない事、みたいな印象がありますが、実態は「理不尽な暴力」でしかありません。
昔は、「イジメられる方にも責任がある」なんて、学校の先生までが言っていましたね。
かくいう私も、いわゆるイジメっ子ではありませんでしたが、結婚するくらいの年まで、「イジメくらいで騒ぎなさんな…」みたいに、どこか軽く思っていた所があります。
イジメはハッキリとした暴力ですし、万引きもれっきとした窃盗ですね。
加害者と顔を合わせる事の多い環境で、逃げにくい環境の中で行われる暴力をなんで「いじめ」と表現するんでしょう。まあ、子供同士のふざけあいの延長として、とらえていたのかも知れません。
あと、「悪だった昔」を「やんちゃしてた昔」という言い方も止めてほしいですね。
「やんちゃ」は、言う事を聞かない小さい子という印象があって、やっぱり自慢半分、誤魔化し半分な気がします。

昔は、無神経な内容を掲載する雑誌や番組は結構あった。

もう亡くなられた俳優さんで、若い頃はGSのグループ・サウンズボーカルを務めアイドル的存在だった「Sケン」こと「H」さん。
刑事物ドラマ等で俳優として人気が出始めた頃。「○○コース」、「○○時代」系の中高生雑誌で前・後編二回に渡る、「Sケン物語」という漫画が掲載されます。
「H」さんは、小さい頃から悪ガキで、可愛らしい顔とは裏腹に凶暴な性格。悪い事ならなんでもやる大不良。(晩年に至っても、反社との黒い噂が絶えなかった)
高校生(中学生だったかも)の時、生意気という理由だけで、クラス委員長の女の子の後を付けて強姦します。
ページ数の都合もあったのか、強姦直後にスボンを履きなおしつつ、夕日を見つめながら、「そろそろ真面目になるか…」と、つぶやき、次のコマでは、スポットライトに黄色い歓声を受けるSケンことH氏が描かれている。
まるで、強姦を武勇伝のひとつくらいに扱っていたのには、私も少年だっただけに、心が傷ついたものです。

集団窃盗を笑い話的に軽く扱うテレビ

このお話は、そんな大昔というお話ではありません。
ある、深夜帯のバラエティー番組で、当時、二十歳だったアイドルの女の子が、集団で万引きしていた話を吐露します。
ある、スーパーの倉庫に、男女混合、数人のグループで入り込み、倉庫内で働く人たちの目の前から商品を大量に奪って行く手口を語っていました。
咎めようとする人も居たようですが、「なに?」みたいな恫喝で返したそうです。
余りに堂々としているものだから、倉庫内で働く人も返って恐怖だったでしょう。
「何回も繰り返すうちに、その店は潰れました。まあ、昔の事ですから」
とアイドルの女の子は言いましたが、ほんの二年ほど前の犯行。
番組もトークの後に「万引きは犯罪です。やめましょう」というテロップを出しましたが、扱いが軽い。
放送終了後。当然ですが抗議が殺到。女の子も二年前の犯行の為に、警察から呼び出しを受け、その後、テレビからほぼほぼ干されてしまいます。

「節約家族」紹介番組

これは、結構昔のお話ですが、何組かの節約家族を紹介する番組がありました。
殆どは、本当に節約している家族でしたが、一組だけ、「節約」ではなく「窃盗」という家族がいました。
父母の実家から、強引に物を貰ってくる…まあ、これは、強引とはいえ肉親相手なので、窃盗にならないかも知れませんが、あきれたのが、家の近所の畑から野菜をくすねる。他人所有の竹林、山林から勝手に竹や木を伐り出してきて、小屋、垣根を作り、「季節が来れば筍も生える」とか、ニヤニヤしながら言っていました。
「節約術?」
観ていて苦笑しましたが、まるで、「パンク・ブーブー」の漫才。
「アンタねぇ、何やったか分かってんの?」
「…節約術」
「何言ってんの! 万引きだよ万引き」
みたいなね。
でも、当時でさえ、観ていた私が「えっ?」と思った番組を、よく何の疑問もなく作ったものだな。変に感心してしてしまいます。
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岩倉具視 #吉沢亮 #草彅剛 #大河ドラマ #青天を衝け

大河ドラマ「青天を衝け」第二十三回を観終わって②

岩倉具視

番組の最後に紹介された、京都・北東部岩倉の岩倉具視幽棲宅跡。学生時代の最後の年に、近所に住んでいました。(懐かしい)
岩倉具視は、幽棲中に自らが炊飯する事も有った程に貧乏になったとありました。
それは本当ですが、岩倉具視の性格は博徒の親分に近く、謹慎中は自宅で博打場を開き、胴を張っていた程に、強かで逞しい人でもありました。その意味でも「公家らしからぬ暮らし」をしていたんですね。

小御所会議では情けない感じに描かれている

幕府寄りの前・土佐藩主・山内容堂(隠居)が「何故、この場に慶喜公が居ないのか?」と食って掛かる場面がありました。
容堂公は自ら「いつでも酔って候」と扇に墨書する程の酒好きで、確実にアル中でしたが、剣と論も立つ人です。終始ビクビクしていた感じで描かれる岩倉具視でしたが、記録では、論客・容堂の失言を指摘して黙らせています。
会議では、容堂公も独壇場と思っていたのでしょう、つい「幼冲の天子を擁し奉りて、政権をほしいままにせんとは」と言った瞬間を具視は見逃しません。
「大不敬であるぞ! 幼冲の天子とは、何事か? 聖上(現・天皇陛下)は不世出の英主(優れた君主)」と恫喝し、「こんにちの挙はことごとく「しん断」(天皇陛下による判断)より出ましたるもの。土州! いまの言は看過できぬ」
「幼冲」とは「幼い上にも幼い」という意味ですが、「何も分からぬ小僧」という見下したニュアンスもあり、この事が容堂公にとって不幸でした。
要するに、「天子が、まだ子供で、何の分別のつかないのを良い事に、操ろうとしているではないか」という容堂公の指摘に、岩倉具視「言い方」を指摘。論点をずらす事で反撃に出たわけです。その後、岩倉具視は休憩を要請し、大久保利通西郷隆盛らが「例の酔っ払いが、あくまでも反対している」と困っている所に、「会議再開と同時に私がカタを付ける」と懐の短刀をチラつかせたと言います。同席していた芸州・浅野長勲ながことが「それは止した方が良い。後藤象二郎(記録上、大政奉還を立案した土佐藩士)をもって、説得せしめる」と提案しています。
いずれにせよ、岩倉具視は口喧嘩も相当達者な人だったと思われます。
山内容堂岩倉具視。どちらも正直、ヤクザっぽい人格だったので、実際の「小御所会議」は凄まじかったのでしょう。まあ、お行儀の良さで、政治が動く時代ではなかったのかも知れません。
に、しても、山内容堂公は写真で見る限り、シュッとした男前なので、ドラマではちょっと残念でした。
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