(本)ホットゾーン(映画)アウトブレイク #ウイルス #コロナ

私がウイルス学の本に目覚めた最初の二冊(現在は一冊)

子育てヒロシ的評価=★★★★と0.5

ホットゾーンは、いまから二十年以上前。
二十世紀末。
日本では1990年代の終わりころに発売された、実話本です。
当時は上下巻の二冊で販売されていました。
主役はレベル4「エボラ出血熱ウイルス」。アフリカのエボラ川流域で発見された(というか、ウイルス粒子の分離された場所?)、人類にとって最も脅威となるウイルスとの闘いのお話です。
中でも、最恐は、第一次感染者は100パーセント死亡するというエボラ・ザイール。

アメリカ・ペンシルバニアCDCアメリカ疾病予防管理センター)で、飼育中のカニクイザルが、突如としてエボラ出血熱の症状で次々と死んでゆく。発症したサルからはエボラの粒子が確認され、エボラである事は間違いはない。しかし、接触感染しかしないはずの、エボラが空気感染をしはじめ、次々とカニクイザルを殺してゆく。CDCからこの恐怖のウイルスを漏らすわけにはいかない。研究者とウイルスの死闘が始まる。本当にアメリカで起きた実話です。驚愕の結末に腰が抜けるかもしれません。

これは、私がウイルスに関心を持つことになった本です。
当時は、上下巻の二冊でした。欧米本にはありがちなんですが、上巻はバックボーン(物語の背景)を長々と描いているので、正直かなり退屈です。下巻、つまり後半からは面白くなります。前半は読み飛ばしても良いかもしれません。
ウイルスに関心を持ち、そこからDNA、RNAに関心を持つようになりました。中高校生くらいからは読んで見てもらいたい本です。小学生でも関心があれば、五、六年生位から読めると思います。



(映画)アウトブレイク
子育てヒロシ的評価=★★★★★
ダスティン・ホフマンモーガン・フリーマンが好きなので)

ホットゾーンを元に作られた映画です。
エボラ川ではなくモターバ川という、架空の流域から発生したウイルスという設定になっています。
1960年代に発見されたウイルス・モターバが40年の時を経て、空気感染の脅威をもってアメリカに上陸し、一個の町がパンデミックにさらされる。町はテルミット爆弾による焼滅の危機に。ダスティン・ホフマンら、軍医たちがその脅威に立ち向かうお話です。元々はダスティン・ホフマンではなく、ケビン・コスナーの主演が予定されていた作品ですが、ダスティン・ホフマンでも全然良い作品に仕上がっています。この映画のなかでも「テルミット爆弾」から、私自身「テルミットってなんだ?」という疑問から、テルミット反応にたどり着くという勉強になったと思っています。

※ウイルスに関する本は、結構読みました。また追って紹介いたします。



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