子供は大人の想像の上を行く。赤ちゃんだからって侮れない。 #赤ちゃん行動 #子供の行動 #はぐれる

赤ちゃんだからって侮れない

我が家の倅が、まだ二歳になるか位の頃、だったと思います。
季節的に、まだ、かなり温かだった頃だったので、晩夏、初秋の頃だったと記憶しておりますが、
倅をベビーカートに載せて、散歩しておりました。
散歩途中に「コ」の字形団地があって、真ん中が公園になっていました。
「ちょっと休憩しようか」
倅をカートから下し、公園を歩かせ、ちょっと写真を撮ろうと思って、ショルダーバッグからデジカメを取り出すと、もう、倅が居ない。
目を離した時間は、ほんの数秒。五秒は経ってないくらいの時間でした。
「えっ?」
顔から血の気が引くのが分かりました。
辺りを見回し、倅の名前を呼ぶと、どこからか、座敷童のように、子供の笑い声が聞こえます。
目で、声のする方を探ると、木製のベンチの背もたれ、その隙間から、倅がこちらの様子を伺って笑っていました。
「なんだ、驚かせるなよ」
そういってベンチの方に向かうと、倅は、ニコニコ笑って、抱っこをせがみながら近づいてきました。
抱っこしてやりながら、二歳位とは言え、親を担ぐような事もするんだな。と思わされたものです。
しかし、私が倅を見失ったとき、倅が笑い声を出さなかったら、そんなに近くに隠れているとは思わなかったでしょう。
私は、慌てて他所を探していたかもしれません。
そして、本当にはぐれてしまい。最悪、今度は父親を捜して、車道とかに飛びだして参事になったり、変質者に連れ去られたりするような事態になったかもしれません。(まあ、ちょっと考えすぎかも)
でも、小さい子とはぐれてしまう時って、結構、こんな感じではないだろうか?と思わされた事件でした。

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