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高崎山での猿のお話

今年は、コロナ騒動で修学旅行が中止になった学校が多いそうですね。
倅の学校でも、中止になったと言ってました。
修学旅行で思い出したのが、中学生の時、大分の高崎山での事。
ご存じの方も多いとおもいますが、高崎山とは猿山で野生の猿がうじゃうじゃいる事で有名です。
(餌付けされてるから、野生とは言えないと思ったけど)

実は私。子供の頃に猿に襲われたことがあって、猿にはトラウマがあるのですが、まあ、それはまた別の時にお話するとして、訪れた高崎山での事です。

バスの中で、ガイドさんから、
「お猿さんと、目を合わせないで下さいね。襲って来ますから…あと、ポケットに手を入れていると、食べ物を持っていると思って、襲って来ますからそれも止めて下さい」
との注意がありました。

で、他所のクラスでしたが、態度のでかいツッパリが、諸注意があったにもかかわらず、わざとポケットに手を入れて、猿に対して思いっきりガン垂れてます。

猿も「んっ?」みたいな表情をして、のそのそとツッパリに近づいて行く。
ツッパリは見え透いた魂胆をもっています。
猿が飛びかかって来る刹那、一撃くれて男を上げてやろうと言うのでしょう。

猿が射程に入った時、ツッパリは蹴りを入れました。
所が相手は野生のお猿。
鮮やかな身のこなしで、蹴りをかわす。

慌てたツッパリは、パンチを繰り出しましたが、これもかわされ、懐に飛び込まれて、ガッチリ組み付かれてしまいました。

声にならないツッパリの悲鳴。
これが切っ掛けで、他の猿も次々に襲いかかる。木の上からも猿が降ってくる。

猿って、でかいヤツは結構でかいし、腕力もバカになりません。
ツッパリの学ランが見る見るうちにズタズタにされて行く。

係のお兄さんが駆けつけてくると、蜘蛛の子散らしに逃げて行く猿達。

最初の一撃がかわされてから、ほんの1、2分…いやもっと短かったかも知れませんが、その僅かな時間でツッパリは、まるで、ジャングルを何日も彷徨った、遭難者の様な風体にされていました。

係のお兄さんに慰められながら、シクシクと泣いていたツッパリ君の無惨な姿は今もハッキリ覚えています。

皆さんも、くれぐれも動物とは喧嘩しないようにしましょうね。
人間って結構弱いですから(^^ゞ

余談ですが、元陸上選手でタレントの武井壮さんが「百獣の王」を目指して、猛獣を素手で倒す方法を論じてらっしゃいましたね。理論編はもう良いので、是非、実践編が観てみたいものです。それもライオンあたりで…。(^^ゞ
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