新小学一年生に捧ぐ いじめ(子供間犯罪)対策、最低限の基本態度「理不尽な要求には折れない」 #いじめ #イジメ #学校

新小学一年生でなくても「いじめ(子供間犯罪)」は大なり小なりに、避けては通れない問題です。

子供が小学校に上がった頃、4月~夏休み前までに、結構街角で見られるのが、級友の荷物を持たされている子と、持たせる子です。

こういった事象は、大体が小学一年生だったりしますが、環境が変わると、起き易くなるものなんでしょうか、他の学年でもクラス替えの後などに、似たような事が起きている様です。

小学一年生の場合は、本能的に自己の優位性を誇示しているだけ、の事が多い様ですが、基本「いじめ(子供間犯罪)」の根幹は、このような下卑た動機があるのでしょう。
(本能=本来は「生得〝せいとく・しょうとく〟」と言わなければならないそうです)

我が家の倅も、一度、持たされて帰っている所を自宅の窓から見掛けた事があります。
倅からは見えていない場所に立っておりましたし、とりあえずその場では、何も言いませんでした。

その夕方、倅の方から、荷物を持たされた事を打ち明けてきましたので、
「理不尽な要求に対しては、絶対に折れるな」
と伝えました。

「りふじんって何?」とか「おれるって?」という、親子のやり取りはありましたが、要するに、日頃顔を合わせる相手の恐喝、強要には屈してはならない旨は伝えました。

まあ、初対面の相手にだって、本来は、そうそう屈してはなりませんが、相手が刃物とか持っている強盗だった場合、また違う対応しなければ成らないでしょう。

ですが、先ずは、身近な人間関係においてのお話です。

余りのしつこさに、つい受け入れて、その場を取り繕おうとすると、相手は、また次ぎも同様の事を要求してきますし、必ず、要求毎に内容もエスカレートしてきます。

「ジャッカルに肉を与え続けても、子犬に変身する訳ではない」

という、FBIネゴシエーター(交渉人)の交渉術の基本文言にもあるように、最初に肉(要求)を与えると、相手は無意識的に、
「脅せば、こいつは肉をくれる(要求を飲む)ヤツだ」
と判断するわけですね。

いじめの場合も、相手が意のままに動く事が「報酬」(肉)となります。
「欲しがるなら、与えれば良い」
という、考えの方の人が居たりします。(←マジでいます)
「与えている間は音無しい」
というのが、理由らしいのですが、所詮、一瞬の安全でしかありません。

倅の場合、一度、要求を呑んでしまいましたが、翌日からは「いやだ!」と拒否するようになり、
相手も、一度、要求の通った相手だけに、
「公園の汚れたトイレに入れ」とか「スーパーに行って、輪ゴム(総菜などのパックに使う)取ってこい」
など、少し要求もきつくなったようでした。

その頃、倅の帰宅時間。
直ぐ近くのスーパー辺りから、倅の「いやだー!」という大声が聞こえた事もありました。

本当は、すっ飛んでって、相手の子供をぶん殴りたい気持ちでしたけど…
「おう、頑張ってる、頑張ってる」
と、独り言に声援を送っておりました。

倅は、一度、要求を呑んでしまった分、苦労はしたようですが、嫌な事は嫌と言い、逃げて逃げて逃げまくったそうです。

現在では、少なくとも此の手の「いじめ(子供間犯罪)」には合わなくなって、相手の男の子とも、それなりに付き合ってはいるようです。

子供の個性によっては、なかなか、上手く立ち回れない子もいるとは思いますが、基本的に「理不尽な要求には折れないこと」は早い段階で教えてあげた方が良いとは思います。
何かしらの参考になれば…と思って記事にいたしました。
いじめて来る相手が、尋常でない場合や、被害者側のお子さんが優しすぎる性格の場合は、迷わず、学校や各自治体の相談センター等、あらゆる専門機関に相談を考えた方が賢明でしょう。