実話、ウ〇コの話。お子さんの将来を考えて命名してあげてください。

実話、ウ〇コさんの話

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何年か前「王子様」という実名を変えたい。
という、十代半ばの男子がニュースになったことがありますよね。
命名したのは、お母さん。
「この子は、私の王子様」
と言うんで「何某王子様」に。気持ちは分かりますが、ちょっとね。
基本、名前の届け出に関しては、何でも認められます。
例えば「A子」として届けてもOK。さらに、読み方も自由で「A子」と書いて「よさのたろう」と読ませても、まあ、OKだったりします。
件の王子様。
本人が小さい頃なら、それ程問題ではないでしょうが、長ずるにつれて、自身で書類の書き込みなどが増えてきます。
その時、氏名欄に「何某王子様」と書くと、
「真面目に書いてください」
と言われたりしたそうです。なんか書類の書き込み例の「銀行太郎」みたいな感じですね。
さらに、書類によっては「何某王子様 様」になって、やっぱり変。「王子色々」って意味にもなるし…
色々不便を感じるし、周囲からも奇異な目で見られがち。で、本人が名前の変更を役所に申し入れ、認められました。
さらに、むかーし、自分の子供に「悪魔」と命名しようとして、役所から断られ…というより、
「考え直しなさい」
と諭されて、親御さん父親の方がキレて、訴訟を起こした事件もありました。
悪魔くんに関しては、結局、父親の方が折れた形になりましたけど。

一度命名された名は、そうそう変更出来ないんですが、変更が認められた例は幾つかあります。
前述の「王子様」以外にも、マリさんという方が、オダ家に嫁いで、フルネームが「おだまり」となるので改名したい。
別のマリさんが、ミズタ家に嫁いで「みずたまり」になるので改名したい。
等、こんな例は改名出来たそうです。
ですが、やはり、最高の改名は「ウンコ」さんでしょう。
嘘みたいに思われるでしょうが、これが実話。
「そもそも、ウンコなんて名前を付ける親が居る?」
て感じですね。
所が、時代は戦前の話。今でこそ、ウンコって全国で通じますが、戦前の昔は、地方によって呼び名が違ってました。
有名な所では、関西の「ババ」。なんかオンとして飛び散る様な響きですが、今もなお、関西では使われています。
で、このウンコさんの名前も、昔は別に変には感じなかったものの、テレビやラジオの普及が進み、ウンコの意味が全国に広まって、名乗れなくなってゆく。結婚後何十年か経った、1985年頃やっと改名が認められたそうです。
ちなみに、ウンコさん。漢字では運を運ぶ子で「運子」と書いたそうです。意味としては深かったんですけどね。残念ですね。
※余談なんですが、編集時代先輩にオカノさんという方がおられました。息子さんが生れ、逆から読むと○○○○のカオと読めるように命名してました。フルネームで書きたい所ですが、実在される方なので、残念ですが伏字にします。うーん、言いたい!