小学三年生頃から近視の子供が増えます #子供の近視 #視力回復  

小学三年生にささぐ。三年生頃から近視の子供が増えます

f:id:kosodatehiroshi:20200914063229j:plain
私も誤解しておりましたけど、近視というと、ゲームやスマホなど、近い場所を長時間見つめていると、成ってしまうモノ。「仮性近視」を放って置くと、固定化されて、近視になると思っていました。
私自身、三十歳頃まで、両目とも2.0だったのに、毎日、20時間近く、パソコンでの編集作業を続けていて、視力を落としましたから、そう思っておりました。
所が、近視とは、必ずしも、私の様に環境が原因で起こるとは限らないそうです。
眼は大切にしていたのに、近視になる事は多くあるようで、成長期に、身体の成長と共に眼球の前後が、焦点より僅かに長くなる事で起きる近視があります。
これが「軸性近視」と言う物。実は殆どの「近視」は、この「軸性近視」なのだそうです。(逆に短いと、軸性遠視)
遺伝的要素とも、体質的要素とも言われますが、環境的要素も否定は出来ないらしく、医学界でもまだ結論は出ていない。
ただ、遺伝的要素だとするならば、戦後になって「軸性近視」が増えた事の説明がつかなくなり、近年、パソコンや携帯端末、ポータブルゲームの普及に比例するように「軸性近視」(一般的近視)が増えた事の説明が付かない。
現時点では、それら全てが複雑に絡み合って、近視を引き起こしているのではないか? と見られています。
成長期に伴う「軸性近視」が増えるのが、小学三年生頃~中学三年生頃らしく、その意味で、三年生は一番心配な頃です。
状態によって、たちまち眼鏡を掛ける必要はない。という事も多いですが、本人が、物が見えにくいと言うようでしたら、眼鏡は掛けさせた方が良いそうです。
先ず、学校での授業に差し障りますし、眼から入る情報が減ると、脳の発達にも影響するとも言われます。
(眼からの情報に関しては、もっと細かい事柄がありますが、素人の私が説明すると誤解を招くので、よしておきます)
そして、眼を細めて物を見ようとするクセが付くと、その時のまぶたの圧で、乱視を引き起こすと言われて居ます。
眼が良くても、パソコンを長時間見つめていると、眼が疲れて、同様のクセが付き、乱視になります。私がこのパターンでした。
眼を細めて物を見るのは、眼球にとっては大変悪い事なのですね。
近視に加えて、乱視になると可哀想です。

そして、最も気を付けて欲しいのが、子供かわいさの心理に付け込んで、高額の視力回復プログラムや、視力回復器具を売りつける業者です。
「殆どの近視は仮性近視だった」みたいな売り文言をつかって売りつける。
一時的に視力が落ちた子がいて、放っておいても回復するのに、回復のタイミングにトレーニングをやったため
「本当に効果があったんだ」と錯覚するパターンがあり、それを広告にして、さらに販売を広げる手口があります。

たまたま、治った方は、信じているのですが…でも、現実は、前述の通り逆です。

「軸性近視」の場合、成人してレーシック手術等を受けないと、視力は回復しないそうで、トレーニングで回復する近視なら、治るべくして治る、いわゆる「仮性近視」なのだそうですね。
冷静に考えてみれば、トレーニングや器具で、全ての近視が治るのであれば、まず眼科医がやっている筈です。
わざわざ、眼鏡作らせて、眼鏡屋を儲けさせるより、病院でトレーニングさせたり、器具を売りつけた方が儲かるわけですから。
視力回復プログラムは、医学的効果が立証できていないにも関わらず、まるで、視力が完全回復するように謳っているために、公正取引委員会から勧告をうけています。
仮性近視(医学的にはこう言わない)の場合、一時的に目が疲れいてる状態なので、眼科医院でも点眼薬などで、眼の筋肉を緩め、生活習慣の改善をさせれば元に戻る物らしく、法外な値段の、視力回復プログラムに手を出す前に、医師に相談された方が無難でしょう。
くれぐれも、ご用心ください。
因みに、眼鏡を掛けると近視が進む。と思っている方が未だに多いですが、成長期の軸性近視は、眼鏡の有無に関係なく進んで行きます。
身体の成長と共に、眼球も成長し、目のレンズ(瞳)が絵を結ぶ距離も変わるので、当然、眼鏡も合わなくなります。
そして「眼鏡を掛けるようになって、なんか近視が進んだ」と錯覚するわけです。
因みに、私の様に、歳を取ってから近視(実は、ほぼ乱視ですけど)になると、いわゆる仮性近視でも、筋肉が固まってしまい、筋弛緩剤を点眼して、一時的に良くなっても、結局、近視が固定化されるそうです。
治すとしたら、やはりレーシックしかないそうですね。
学校で視力検査もあるシーズンは、視力回復プログラムに、騙される、親御さんの増える時期と聞きまして、敢えて記事にさせて貰いました。
ご参考になれば幸いです。m(_ _)m

※立てた親指の爪を見ながら、腕を伸ばしたり縮めたりするトレーニングがあります。これをやると、近視のみならず老眼なども一時的に、少しだけ回復した感じになる事はあります。しかし、一時的なだけで、本当に回復する事はありません。毎日やっても、一時的で終わってしまいます。

この記事が面白いと思ったら、ブログ村プロフィールをポチしてください

PVアクセスランキング にほんブログ村