【青春日記】関西名物「どないしてん?」オヤジ #おっちゃん #京都

【青春日記】関西名物「どないしてん?」オヤジ

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関西のおっちゃんは、おもろい人が多い

前々回くらい? 西日本。特に関西方面の事を書きましたから、
今回、お詫びといいますか、ちょっと母衣する意味で(母衣になるのかな?)
関西のオジサンについて、ちょっと書きたいと思います。

関西のオジサンは、良く言えば「親切」悪く言えば「お節介」です。

呼び方も、オジサンではなくオッちゃん。まあ、オッちゃんの方が愛らしくて良いですね。
私は学生時代を京都で過ごしましたが、当時の友人の体験です。
ゴールデンウイークに、彼の妹が両親に無断で上洛してきました。
実家は丹波地方なので、妹さんは山陰本線の二条城駅から電話してきたらしい。
迎えに行ったそうですが、両親に無断で出てきた事をこっぴどく叱ったそうです。
すると、その光景を見ていた通りすがりのオッちゃんが、
「どないしてん?」
と声を掛けてくる。
友達も、妹を叱っている最中なので、頭に血が昇っている。
「オッちゃんには関係ないねん!」
と言い返すと、それを見て居た、また別のオッちゃんが、
「どないしてん?」

と近づいてくる。

「オッちゃんにも関係ないやろ!」
と言うと、そのやりとりを見ていた別オッちゃんが「どないしてん?」で、さらに…と言う風に「どないしてん?」の連鎖が生まれ。
まるでゾンビの様に、
「どないして~ん? どないして~ん?」
と、オッちゃん達がわらわらと集まってくる。
現在はどうか分かりませんが、ン十年ほど前なら「どないしてんオヤジ」は、ホントうじゃうじゃおりました。
群がってきたオッちゃん達には、田舎から出てきた女の子にチンピラが絡んでいる様に見えたのでしょう。
「お前、このお嬢をどないするつもりや?」
みたいな感じになり、最後には、おっちゃん達が、友達と妹さんの間に割り込み、
「お嬢! 今や、逃げ!」
という事態にまでなったそうです。
で、この事態を収拾したのが、駅前交番のオッちゃんお巡りさんの、
「どないしてん?」
だったそうです。

私の場合は、河原町木屋町高瀬川沿いで写真を撮っていた時の事でした。

歴史好きなので、坂本龍馬の暗殺された「近江屋」跡などを見て回りながら写真を撮っておりました。
高瀬川に廻り写真を撮っていると、川を挟んで大声を張り上げて来たオッちゃんが居る。
パンチパーマに雪駄履き、強面のオッちゃんが運搬用の自転車に跨って、私に向かって「○▼×□!」と叫んでいました。
「なんかやばい事したかな?」
と思っていると、オッちゃんは立ち漕ぎで、上流にある橋を廻って、スゴイ勢いでやって来ました。
そして、開口一番。
「写真撮るの? オッちゃん撮ったろか?」
別に、記念写真を撮りに来た訳ではありませんが、折角の好意なので、カメラを渡して撮ってもらいました。
「はぁ~い、プロセスチーズ」(本当にこうい言った)
関西のオッちゃんは、おもろいんですが、良くも悪くもなんか疲れる存在です。

しかし、このオッちゃんの、下世話さと、心意気が犯罪者を自白に導いたりした例もありましたから、関西のオッちゃん恐るべしな所もあります。

関西弁って、妙に説得力がある場合もありますしね~。