倅の友達が入院倅も昔、入院騒動があって、それはそれは、恐ろしい一日でございました。(後編)
「あー、これは、救急車呼ぶほどの事ではありませんから」
搬送先総合病院の先生は女性でしたが、倅を診た第一声は、これでした。
「子供って熱に強いので、40度近くても大人の38度7分くらいですから」
(38.7度くらいつーても、それはそれで結構高いのでは?)
「大人だったら、布団からも出られない体温ですが、子供は意外に元気でして、この様に、本人も状況を把握できてます。先ず、病院に電話して、その上で救急車要請するかどうかは、病院で判断しますから」
(そんな事言ったって、こっちは素人なんだし)
話してみると、段々と結構良い先生だと分かったのですが、この時点での機械的な言い方には、少なからず反発を感じていました。
だって、子供が高熱出して、身体を震わせていたら親はパニック起こしますよ。
痙攣ぽい感じで、焦点の定まらない視線でしたし。
咽の粘膜を調べて診ると「溶連菌」が検出されました。
なんでも、溶連菌による発熱には解熱剤が効かないんだそうです。
ウチの倅も、座薬まで使いましたが全く効きませんでした。
結局、入院する必要なく、大慌てした割にあっけない終わり方でした。
(とは言え、何だかんだ帰宅まで4時間程かかりましたけど)
でも、本当に恐ろしい一日でした。
病院で大丈夫と言われるまで、泣きそうな気持ちでしたね。(^^ゞ
救急隊員の方達は、本当に親切で真摯な方達でした。
今でも、本当に、心から感謝しております。
ありがとうございます。m(_ _)m
キビキビしていて、適切な処置をされている感じでした。
こんなに立派な救急隊員を、無料で呼びつけられる。
大変素晴らしい、日本のシステムですね。
アメリカ等では有料です。
州によって価格は若干異なる様ですが、一回につき日本円で4~5万円位取られるそうです。
しかも、付き添い人が一人増える毎に更に加算されるシステム。
福祉にはお金がかかります。
むしろアメリカの様に、有料が世界的には大勢で、無料で利用できる国は、日本を含めて数ヶ国位しかありません。
テレビなどで「日本の福祉は遅れている」風に取り上げるときは、大抵、福祉が徹底しているスウェーデンが引き合いに出されます。
しかも、スウェーデン式のデメリット面は取り上げない。
他、英国やドイツ、フランス等が有りますね。
実際、日本の救急システムは、大切にしたいモノです。
最近、感謝する気持ちが薄れた日本人が多くなりましたが、この様な救急システムや、隊員の方々に感謝する気持ちは忘れたくないものです。
医療保険や警察や救急は無料で当たり前。
そんな風に感謝の気持ちを忘れてしまった輩が、払える経済力がありながら、医療費の不払い、給食費の不払いに繋がっている気がします。
感謝する気持ちを忘れた人達が増えることで、この素晴らしいシステムは、やがて崩壊してしまうのではないでしょうか?