『テイキング・ライブス 他人を生きる殺人犯』
アンジェリーナ・ジョリー (出演), イーサン・ホーク (出演), D.J.カルーソ (監督)
確か実話がモデルになっていたはず
他人を生きる殺人犯は邦題として付けられました。
【あらすじ】
マーティン・アッシャーという少年が家出する。途中で知り合った、背格好の似た少年と車で旅を続ける。その途中、車が故障し、修理する少年を、マーティンは道路に蹴り出し、車に轢かせて殺してしまう。
息絶え絶えの少年を冷徹に見下ろすマーティン。
マーティンは、その少年になりすまし、その後、次々と背格好の似た人物を殺しては、その人の生活を乗っ取りながら生きてゆく。
20年後。モントリオールの工事現場で白骨化した死体が発見された。警察は米国FBIに捜査協力を要請。プロファイラーである捜査官イリアナが派遣されてくる。犯人像を絞り込んでゆき、徐々にではあるが捜査は進展してゆく。
そんな中、殺人事件が発生。イリアナはこの事件を目撃した、ジェームズ・コスタなる人物を尋問するが…
原作はマイケル・パイ。1999年発表の小説『人生を盗む男』。
となっていますが、実話がモデルになっていたはずだと思います。
ネットで調べてみても、元の事件に行き着かないんですが、ずっと昔、何かで観た覚えがあります。
確か、オーストラリアだったと思いますが、犯人は女性。
自分と背格好の似た女性に近づき、殺害。しばらく被害者女性に成り代わり生活し、周囲が訝しはじめると姿をくらまし、また別の自分と背格好の似た女性をターゲットにする。
そうして、オーストラリア大陸の中を転々としていた女殺人鬼の話がありました。
おそらくは、大元はこの事件がモデルになっていると思います。
本編は103分と、比較的短いですが、見応えのある映画です。
作品中でマーティンの母、アッシャー夫人を演じたのが、映画「グロリア」(1980)でグロリアを演じたジーナ・ローランズさんでした。
地下鉄で小型ピストルを追手に突きつけ、啖呵を切るシーンは「姐御」って感じでしたね。個人的にはリメイク版より此方が好きですが、グロリアを演じていた時、既に50歳だったというから驚きです。
子育てヒロシ的評価=★★★★★
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