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小学生理科カラスの生態を見てみよう

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カラスの狩りって見たことありますか?

まだ、我が家の倅をベビーカートで連れ歩いていた頃の事です。
近所に桜並木がありまして、並木に沿って高さ130センチほどの金網のフェンスが巡らせてあります。

桜の葉が萌えていたので、季節は初夏だったように記憶しておりますが、このフェンスの下で、数羽のスズメが戯れておりました。

そこへ、どこからか一羽のハシブトカラスやってきて、フェンスの上に止まって、スズメたちの様子を伺っております。

と、ふわりと飛び降りるやいなや、パクッと一羽のスズメを銜えて、再びフェンスの上に、銜えられたスズメはカラスのくちばし挟まれながら、バタバタともがいておりました。

暴れるスズメを気にも留めない風に、カラスはどこかに飛んでいってしまいましたが、なんだが、殺人現場を目撃したような衝撃を受けたものです。

この光景を目撃したのは、私達親子の他に、4、5歳位の女の子とそのお母さんでした。
女の子は

「なに? ねえ、ママ今のなに?」

と必死に聞くのですが、ママは、

「何でもないの! いーからいらっしゃい!」

と足速に去って行きました。

多分、私と同じく、
「大変な場面を目撃した」
という気持ちだったのではなかったでしょうか?

新橋に勤めていた頃にも、朝、通勤途中で、カラスの狩りを目撃したことがあります。

公園のハトの群れにさりげなく、一羽のカラスが舞い降り、一緒にパンくずを漁るふりをして、隙の出来た一羽のハトの片翼に食らいつきます。

と、木の上で様子を見ていた仲間がすかさず下りてきて、もう一方の翼を銜え、左右から引っ張りやっこしながら、ふわふわと舞いながら、捕まえたハトを群れから引き離し、いずこかへ連れ去ってしまいました。

他のハトたちは、仲間が連れ去られても、逃げる風でもなく、ただ、モクモクとパンくずを漁っていて、なんだか、集団の傍観者というか、人間と同じ心理の冷たさをハト群れにも感じた物です。

なんていうか、カラスの狩りって、こう、

「暴行」

というイメージなんですよね。

見ていると、なんとも嫌な気持ちにさせられます。

昔、私の田舎には、鷹とかハヤブサとかが結構いました。

私は鳥の種類には疎いので、彼らが上空で旋回している間は、どれがどの鳥なのか解らなかったのですが、ただ、獲物を獲る時に急降下をするので、その時に、鷹だとかハヤブサだとか解ります。

本当に、矢のような鋭さで急降下をして、宙空で獲物を仕留めるのですが、猛禽類の狩りの場合、鮮やかで不快な感じがしません。

一撃で楽にさせる、という、プロの仕業って感じです。

無駄に苦しませない。という感じです。

カラスも残飯あさりの他にも、狩りも必要なんだと思います。ですが、彼らの狩りは、無頼漢のレイプの様で、何度目撃しても、嫌な気持ちにさせられます。

まあ、鳥の中では最も進化し、頭も良いそうですが、個人的には、ちょっと、好きになれない鳥です。(^^ゞ
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ちなみに、現在都会に住むカラスは、ハシブトカラスですが、英語では、ジャングルクロウと言います。

森に住むカラスという意味ですが、高層化の進む建物を木に見立てて、都会に住むようになったそうです。

全体に建物の低かった江戸時代頃は、町に住むカラスはハシボソカラスの方だったそうです。
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【余談】

以前住んでいたマンションでの話ですが、自室で明け方まで読み物をしていると、窓の外でカラスが大きな声で鳴き始めました。窓は調度電話線が走っている高さで、どうやら鳴き声の主はその電話線に止まって鳴いている。
「うるさいな」
と思って、カーテンを開けると、鳴いていたのは一羽でしたが、二十羽くらいのカラスがズラリと並んでいました。
黒服の集団と眼が合ったみたいな緊張感で、ギクッとしましたが、驚いたのは向こうも同じだったようで、一拍あってみんな、
「バサバサバサッ!」
みたいに逃げてゆきました。
多分、朝のミーティングをしてたんでしょうね。
「○○さんたちは、何処そこへ、○○さんたちはゴミ置き場を重点的にお願いします」
みたいな。
カラスって、夜、街角で見かけたり、余りありませんが、彼らは基本的に、ネグラが他所にあって、みんな「通い」なんだそうです。だから、ムクドリは、天敵からすの居なくなる、安全な駅前なんかに集まって寝るんだそうです。糞害が大変ですけど。
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