家紋は日本人なら必ず持っている #家紋 #永楽銭

日本人なら家紋は必ず持っている

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二頭波立て
私の友人の中にも「ウチには家紋がない」という人が居ます。

最近、日本に帰化したばかり、という人ならともかく、先祖が日本人なら、必ず家紋はあるはずです。
ヨーロッパで、家紋があるのは、基本、貴族だけですが、日本では各家庭に必ずあります。
「ウチには無い」と思っている人は、知らないだけで、必ずあるはずです。調べてみてはいかがでしょう。
日本の家紋は、無数にある上に、デザインの簡略化が世界的(と、言ってもヨーロッパ辺り)に高く評価されています。
有名な所では「ヴィトン」がその影響を受けた。という話がありますが、残念ながら、私個人は、裏が取れてません。
しかし、それとは別に、デザインが高く評価されているのは本当です。

家紋は自由に作って良い

「我が家の家紋は、遂にわからなかった」
というのであれば、好きに作って構わないのも日本の家紋です。
例えば、斉藤道三の「二頭波立て」の家紋は道三がデザインし、この家紋を使う者としては初代でした。

他に、真田家。

有名なのは「六文銭」ですが、真田家は複数の家紋を持っていました。
織田信長も「木瓜もっこ」以外に、途中から「永楽銭」の家紋も使う様になりましたね。
なんか「世の中銭や」(なんで関西弁)みたいにも受け取れますが「経済こそ天下を動かす」という心意気の現れだったかもしれません。
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ですから、もし、帰化したばかりで家紋が無い(でも家紋は欲しい)。調べたが、分からない。のであれば、自作しても構いません。
ただ、暗黙のルールはあって、家紋特有の簡略化されたデザインで、一応「源平藤橘」のルーツを盛り込んだ方が、より、それっぽい感じになります。
例えば、アゲハチョウは平氏。鷹の羽は源氏。みたいな、流れがあります。

【こぼればなし】

織田信長の家紋は基本「木瓜」でしたが、旗指物等を見ると、木瓜図案の上に二本線が引かれています。
あれは「分家」の証で、織田分家を表しています。織田信長は男系としては、織田一族の血を引いていません。先祖、確か曽祖父辺りでしたか、福井から流れてきた神主で、尾張織田家に仕え、頑張ったのでしょう、その褒美として「織田」の姓と家紋を使う事が許されました。名と家紋は、それ程に名誉なことだったわけですね。
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もうひとつ、坂本龍馬の家紋は「組みあい角に桔梗」です。桔梗紋といえば「明智紋」「明智光秀」の家紋ですが、坂本家でも使っていますね。これは、明智光秀が南近江・坂本に居を構えていた頃、現地で採用した家臣に坂本氏が居たためです。家臣として優秀だった坂本氏は、明智光秀から桔梗紋を使う事が許されました。
もし、ご家庭の家紋が、歴史人物の家紋と似て居たりしたら、御先祖がその人の下で手柄を立てたのかも知れないので、大切にしましょう。
因みに、近江・坂本氏は光秀なきあと、光秀と懇意だった四国土佐の長宗我部氏に家臣として招かれました。
こうして、桔梗紋を使う坂本氏は四国高知に渡ったのです。
ですが、坂本龍馬は…ま、余談を続けると長くなるので、続きはべつの機会に。

【他家の家紋を侮辱バカにするのは最大の無礼。】

現代でも、結婚式や葬式、墓参りの墓地等で、他家の家紋を目にすることは多いですが、絶対に、けなしてはなりません。
世が世なら戦争にもなりかねない、最大級の侮辱になります。まあ、大人の「あなた」なら、そんなことは言うまでもないですね。
家紋グッズへGO!

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