野良猫から感染するリスクもあるトキソプラズマ感染症 #寄生虫 #感染症 #妊婦 #野良猫

野良猫から感染するリスクもあるトキソプラズマ感染症

妊婦さんは特に気を付けて欲しい。

前々から、気になっていて、記事にしたかったのですが
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トキソプラズマに感染すると、ネズミは進んで猫に食べられるようになる
寄生虫トキソプラズマ宿主しゅくしゅは猫とネズミ

猫→ネズミ→猫→ネズミ、という具合に、猫とネズミの間を循環している寄生虫です。
トキソプラズマに感染したネズミは、大胆な行動を取るようになり、天敵である猫を恐れなくなる。
それどころか、猫の尿の匂いに誘われて、捕食者である猫の前に姿をさらすようになります。
捕食者、猫の胎内で卵を産み、糞便と共に外に出る。その糞便にネズミの好きな匂いでもあるのか、ネズミが寄ってきて、経口感染の形で再びネズミの胎内に入り込みます。そして、ネズミの中で成長すると、また猫に捕食される様に行動をコントロールしてゆきます。
普段は、猫とネズミの間を行き来している、トキソプラズマですが、哺乳類全般に寄生することが出来ます。
日本では、感染するとしたら、主に豚肉を介してですが、生肉もしくは半生肉、生肉を触った手を洗わずにクチを触るなどしない限り、感染はしないそうで、いたずらに心配する必要はありません。

しかし、最近、半野良猫から感染するケースが増え、問題になりつつあります。

半野良猫

駐車場や公園などで見かけることの多い、人に慣れた野良猫の事ですね。動物を慈しむ心は大切ですが、猫好きであっても、妊娠期間中はかまわない様に気を付けた方が良い。
トキソプラズマに感染しても、健康体であれば、特に症状は出ないのですが、妊婦さんの場合、垂直感染といって胎児に大きな影響を及ぼします。

トキソプラズマ感染症が、妊婦さんに与える影響に関しては、素人説明の私より、ちゃんとしたサイトを下記に紹介しておきますので、関心のある方は観てください。
トキソプラズマ症に関するサイト紹介

トキソプラズマに感染すると良くも悪くも大胆な人になる】

免疫学者で、東京医科歯科大学名誉教授 藤田紘一郎先生によると。
トキソプラズマに感染すると、ネズミが大胆な行動を取る様に、人間も大胆になる傾向があるといいます。
危険を感じにくくなるので、交通事故に会いやすくなったり、事件に巻き込まれやすくなったり、女性の場合は口説かれやすくなったりする。
一方で、ここぞという時、思い切った行動が取る事もあり、まあ、良い面もあると言えます。

私の友人の子供で、女の子ですが、無謀というか、危険な遊びをよくする子で、過去に、ブランコで危険な乗り方をして骨折。他にも危険な遊びをして骨折したことがあります。
彼女も、野良猫を構う事が好きらしく、だからと言って、即、感染と結び付けられる訳ではありませんが、両親は心配しておりました。
トキソプラズマの感染者が多いとされる、ブラジルやフランスでは、これは、結構真面目な問題となっているそうです。

【猫で思い出したこと】

若い頃、勤めていた会社の部長宅に、四人の先輩たちと居候していた時期があります。
部長宅にはヒマラヤンという種類の猫が居て、名前が確か、
「ポポ」
私は、猫に余り関心が無いのに、どういう訳か「ポポ」は、私に懐いていました。
先輩たちが、猫のおもちゃを手に「ポポちゃん~こっちだよ~」とか、文字通り猫なで声で誘うのですが、「ポポ」は無視。もしくは、猫パンチで威嚇する始末。
先輩たちが「ポポ」の気を引こうとすると、私も、これ幸いに、
「ほら、ポポ。呼んでるぞ。行け!」
と言うのですが、本人は知らん顔。
なんか知らんが懐かれて、夜中に寝ていても、私の顔をつついて起こしに来る。
「お前が一番餌をやってるから、懐かれてんじゃないか?」
部長は言いましたが、餌やりを先輩に代わってもらっても「ポポ」の態度は変わりませんでした。

何年か後になって、動物の行動学に詳しい専門家にこの話をすると、
「ああ、それは、その猫ちゃんにとって、子育てさんの距離間が一番心地よかったんだと思いますよ」
と言われました。
「用があれば、こっちから行くから」
ポポとしては、そんな気持ちなのに、暑苦しいくらいにかまってくる、先輩諸氏よりも、放置プレイ的なわたしの態度の方が楽だったのでしょうね。

動物は全般的に好きな方で、猫だって別に嫌いではないのですが、今ではアレルギー体質になってしまって、べつの意味で恐い存在にはなってしまいました。
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