ウチの子は天才かも? #保育園児 #幼児教育 #天才

ウチの子は天才かも? と思った日

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我が家の倅が三歳になるか? ならないか? の頃。

教えもしないのに、ちょっとした文字、ひらがな、カタカナが読めました。(実は保育園でちょっと教わっていた)
「エル○ア」とか「サン○リー」とか、読むので、
「えっ? もう、字が読めるの?」驚いた私は、カタカナで単語を幾つか書いて見せましたら、ちゃんと読むではありませんか。
「おーっ! ウチの子天才かも? 末は、学者か大臣か?(今どき、こんな言い方しないね(^^ゞ)」
と思っていたら、ほんの数か月後、全く読めなくなりました。
「あれ?」
という感じだったんですが、その頃の事を倅に聞いてみても、
「いや、覚えていない」
文字が読めたことすら覚えていない。

この様な現象。実は、結構あるそうです。
脳科学者として有名な澤口俊之 先生によると、三歳から四歳になる頃に、それまでの記憶が、一度リセットされるのだそうです。
理由は、幾つかあるようですが、主な理由としては「それまでの負の情報、記憶。赤ちゃんとして寂しかった記憶。不安だった記憶を消す必要がある」のだそうです。
要するに「心」を守ろうとする。まあ、私も幼少期、猿に襲われた記憶だけがスッポリ抜けているのは、まだ脆弱な心を守ろう、とする行為だったんでしょう。
だから、三歳位に、文字が読めても、四歳頃にはすっかり忘れたりする。
澤口先生は、なかなか厳しい言い方をされる方で、
「生まれたときの記憶がある。という人が居ますが、あれは、ウソです」
キッパリ言い切ったりします。
身も蓋もない…。
せめて「記憶の刷り込みです」みたいな言い方をしてあげればよいのに…とは思うんですけどね。
もし、あなたのお子さんが、二、三歳で、文字が読めたりして、四歳で読めなくなったとしても、能力が劣化した訳ではないので、心配の必要は要りませんよ。というお話です。

【私の中の最古の記憶】

私は、三歳頃に「託児所」に預けられていた時期があります。
現在はそうでもありませんが、当時の我が故郷は、大変な田舎で、その頃は専業農家でした。
野良仕事に向かう、母の引くリヤカーに乗せられて、託児所に向かっていた記憶があります。
「♪ドナドナドーナ、ドーナ…仔牛を乗せて~」
みたいに、寂しい記憶が残っています。
しかし、本当に忘れられない最古の記憶は、託児所でのお弁当の時間。
私の弁当を託児所のおばあさんが、なんの断りも無く、余所の子に分け与えた事です。
弁当を食べている私の前に、おばあさんは、その子(女の子)を抱っこしたまま座り、持っていたお箸でもって、ヒョイパク、ヒョイパク私の弁当からご飯やおかずを食べさせ始めました。
言葉にはしませんでしたが、
「あっ、僕のお弁当なのに…」
非常識の極み、に感じたものです。
兎に角、その時の、おばあさんの無神経な表情と、私の弁当を、当たり前の様に食べるその女の子の顔は、今でもハッキリ思い出せます。
まあ、女の子の方は「当たり前」とか、そんな事は思ってなかったでしょうけど…
女の子は、私より一つ年下で、後に幼稚園の年長組の時、園で再会しましたが、
「あっ、アイツだ」
みたいに、良く覚えていました。
小学校の低学年頃まで、廊下でその女の子とすれ違うと、内心で、
「このやろう」
という気持ちが残っていましたね。
しつこいというか、本当に、食い物の恨みって恐ろしいですね。(^^ゞ
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