「孫子」厚さ8ミリの本 #孫子 #兵書 #岩波書店

孫子」厚さ8ミリの本(岩波書店版) わずか十三篇の兵書

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孫子

孫子の兵法」に関する本は、意外に沢山でています。結構分厚い本が多いですが、殆どは、無理やりに水増しした内容になっています。
岩波書店版は、ちょっと読みづらく感じる人も多いでしょうが、余計な解説が少ないので返って理解しやすく感じました。
岩波版も「漢文」「古文的な読み方」に「注釈」。そして「現代語での読み方」に分かれていているので、実質2ミリ弱、34頁程度の本なので、直ぐ読めます。

孫子」紀元前500年頃に書かれた「兵書」

頭ごなしに「古い」という人も居ますが、読んでみると面白いです。
私がこの本を読んで感じたのは、
「現代の戦争も、基本やり方は変わっていないんだな」
というものでした。
確かに、現代では、航空機があり射程の長いミサイル等、孫子の時代にない武器がありますが、戦争の根本原理は一切変わっていない。と思わされました。
特に、
「戦争とは、国の大事であるから、良く良く考えて起こさなければならない」
「巧遅拙速」
=巧妙でも遅いよりは、稚拙であっても速く行動を起こした方が良い。(スクランブル発進等)
「用間」=ジェームスボンドの様な諜報員だけでなく、相手国内部に同調者を作りだす(同調者本人に間諜の自覚無)、内通者を作りだせ…等。
現代の戦争と変わらない内容がかかれています。
孫子」は岩波がお薦め。安いが、私が買った頃の倍の値段になっている。

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【因みに】

孫子」とは、軍の有り方。軍をどのように運用するか? 敵国を崩すにはどうするか? 等の、戦術・戦略に関する「兵書」なので、戦争そのものがどうして起きるか? という本ではありません。

【内容】

①始計篇 - 戦争決断に考慮すべき事柄・準備。
②作戦篇 - 戦争の準備計画について。
③謀攻篇 - 戦わずして、勝利を収める方法。
④形 篇 - 軍の態勢について。
⑤兵勢篇 - 戦いの勢いについ。
⑥虚実篇 - 戦争において主導性を発揮する。
⑦軍争篇 - 機先をいかにして制するか。
⑧九変篇 - 臨機応変の戦術9つ。
⑨行軍篇 - 行軍について。
⑩地形篇 - 地形に応じた戦術を説く。
⑪九地篇 - 9つの地勢について、その戦術を説く。
⑫火攻篇 - 火攻め戦術。
⑬用間篇 - 間諜・スパイ。敵情偵察の重要性を説く。

【こぼれ話】

孫子」その目録から、全三十二編とされている。世に出ている孫子は十三篇のみ。
80年頃に残りの十九編の竹簡が見つかった事がニュースになり、現代語訳が急がれた。
未だ現代語訳された本は出版されておらず、内容も発表されていない。
残り十九編には、戦いにより、世が平定された後。支配者は必要なくなり、民衆主導の世の中の有り方を書き表している。という噂がささやかれた。本当の内容はわからないが、早く読んでみたい。
【こっちは孫氏】

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