育児にまつわる労働問題未だ男女は不平等 #男女差別 #雇用問題 #育児

育児にまつわる労働問題未だ男女は不平等

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ウチのカミサンは、会社では中間管理職の立場にあります。
でも、一時期まで、女という理由だけで、管理職になる事が出来ず、給与も同じ立場の男性、もしくは、後輩男性より低めだった頃がありました。
「女は所詮女」
という理由で、会長が格差を付けていたのだそうです。
しかもその会長さん、なんと女性です。(齢80)

私が会社勤めをしていた頃。
取引先の社長さんも女性でしたが、(齢・当時60過ぎ)
やはり、
「女性を役職に就けることはない」
という人でした。

「何故ですか?」
接待を受けたときに訪ねた事がありますが、
「女の子は何時か辞めて行きますからね」
という事が、理由。

男だって辞めて行くときは、辞めて行くだろうにと思うのですが、お二人とも、戦前の世代ですから、女性従業員を軽視する傾向が強く残っていました。
雇用問題で、男女格差をなくそうという動きに対して、あくまで、私の周辺に限っての事ですが、むしろ、男性経営者の方が、気を遣って来たような気がします。勿論、全てではありません。
給与や立場は、性別でなく能力によって判断されなくでは成りませんね。

カミサンが妊娠した時も、会長さんは、
「辞めてもらいなさい」

と言ったそうですが、娘婿である社長(現・会長)が止めてくれたそうで、会長引退後、カミサンは昇進し昇給も幾らかありました。

しかし、女性だけがこんな憂き目に遭っているわけでもありません。
状況が変われば、男の方が差別されることだってあります。
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ある、ニュース番組で、
「シングル・ファーザーの苦悩」
という短い特集をやっておりましたが、離婚や死別が理由で、男手ひとつ子育てをしているお父さん。
同じシングルでも、マザーより助成金などが低いそうです。

理由は、
「男性の方が稼いでいるから」
だそうですが、稼げるのはフルタイムで働いてこそ稼げるわけで、
「夕方には、子供を迎えに行かなければなりません」
では、会社での評価は下がります。
残業等、多少の無理がきいてこそ、評価するのが、残念ながら、現在でも、会社というものです。

番組の中でも、会社と育児の狭間で、悩むお父さん達が何人も紹介されていました。

子供が小さいウチは、朝は10時頃に出社し夕方の4時には帰って良いシステムは、
確かにありますが、実際には女性のみに適応されている事が実情です。
男性は、やっぱり取りづらい。

しかも、中小企業以上で無ければ、なかなか、女性にすら適応されていないケースもあり、零細企業に於いては、産休すら認めていない会社も、当たり前のように存在しています。
(もちろん零細企業でもちゃんとしている会社も沢山あります)

保育所に預けるにしても「シングル・ファーザー」よりも「シングル・マザー」の方が、未だ、圧倒的に有利なんだそうです。

私も子育て主夫なってから、極たまにですが、男という理由だけで、子育て支援から弾かれた経験があります。
それでも、昔に比べて、大部良くなってきた様に感じますが、まだまだ、不平等に思う事は多いですね。
男とか女とかではなく、平等に扱って欲しいと心から願う今日この頃であります。
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