おとーさん起きて! #インフルエンザ #風邪 #疑似インフルエンザ #高熱

おとーさん起きて!

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高熱出てもインフルエンザではないことも…
【思い出話】おとーさん起きて!

倅が二、三歳頃のお話です。
その日、倅は38度の高熱を出したので、掛かりつけの病院に連れてゆきました。
体温が体温だけに、
「インフルエンザかも知れない」
と思っていたら、
「あっ、これはね疑似インフルエンザですね」
「疑似? ですか?」
「要するに、普通の風邪です。体温は高いんですが、本人の意識もハッキリしてますしね。インフルエンザだったら、例え体温が37度程度でもグッタリしますから…」
二、三日寝ていれば治りますよ。という事で、取り敢えずは一安心だったのですが…
「これから看病するわけだから…と、いう事は、時間差で俺も風邪ひくな」
覚悟は決めました。
そして、案の定。倅が元気になるのと引き換えに、私が38度越えの高熱で寝込む事になりました。布団で横になっていると、倅には、それが息絶え絶えに見えたのか、涙をポロポロ流しながら、
「おとーさん、起きて!」
寝ている私を揺さぶり起こそうとします。
「あのね…おとーさんね。寝てれば元気になるから」
と言っても、泣きながら、
「おとーさん起きてよー」
父親が横たわっているのが、よっぽと不安だったんでしょうね。
仕方ないので、布団の上に座る様にして起きたのですが、今度は、
「おとーさん、立って、立ってよー」
もー、こっちはシンドクで寝てんのに、「立て、立て、立て、立て、」まるで「あしたのジョー」の「丹下段平」なみの催促をしてきます。
「わかった…分かった、立つよ………おっつぁんよぉ…立ったぜ…」
しかし、倅はまだ泣いている。泣きながら
「おとーさん、抱っこ…抱っこしてぇ」
「ええっ?…抱っこ?」
もう、抱っこしないと、収まらないと思ったので、息絶え絶えながら、抱っこしましたら、倅奴、やっと笑顔になって、抱き付いてきました。
ホント、父親が元気なくて不安だったんでしょうね。
その後、横になると、倅が不安がるので、リビングの座イスで養生しました。
こういう時、子育てって大変だな。と思いながらも、結構楽しかったりします。(^^ゞ

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