【思い出話】一歳未満でも油断はできない
倅が歩き始めた頃のお話です。
倅がリビングで遊んでいる間、基本的にですが、台所に行かないように、マンツーマンマークをしていました。
その日も、遊ばせつつマークをして居ましたが外されました。
その頃の、倅のヤツ、たまに、乳幼児とは思えない程、素早い動きをする時がありました。
この時も往年のクロアチアＦＷ、シュケル並(古い)の素早さで、マークを外し、私の横をすり抜ける。
フリーになった倅は、一路エキサイティングエリア、キッチンルームへ…
追いつくと、もう、お出掛け用のミルクのスティックをいじっていました。
「こら…」
叱ろうとした時、
「はい、お父さんにもひとつあげる」
みたいに一本差し出されました。
「うっ…」
虚を突かれた形になって。
仕草が可愛いと、叱る勢いを削がれます。
「…あー、ありがとうね。でも、台所は危ないから、入ってはてはダメだよ」
そう言って抱き上げ、リビングに戻しまたが、倅のヤツ、案外計算ずくでスティック差し出したのかもしれないですね。(^^ゞ
それから暫くして、あまりにも油断ならないので、廊下にベビーフェンスを設置しましたが、倅は、国境封鎖された難民みたいに呆然と立ち尽くしていました。
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