松本清張「父系の指」 #松本清張 #小倉 #博多 #広島

松本清張 父系の指

松本清張の自伝とも言える短編小説。
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父系の指の結末とは…

私は、松本清張さんの本も沢山読みましたが、氏の数ある名作の中で、『或る「小倉日記伝」』に収録された「父系の指」が一番好きです。既に、芥川賞を受賞された後の作品ですが、これこそ、直木賞に選ばれて欲しい程の作品です。(一度、芥川賞直木賞を受賞すると、もう一方の賞は取れない仕組みになっているそうです。二度受賞も無い。)
【あらすじ】
恐らくは、松本清張自身の自伝であると思われます。松本清張の父は、伯耆の山間部の裕福な家に生まれながら、貧乏家に里子に出され、向学心がありながらも、不遇な少年期を過ごし、長じて広島に出て、奉公仕事等に従事する。やがて、一人の女性と知り合い、清張が誕生する。父は相場師等をやり、一頃は羽振りの良い時もあったが、貧乏な暮らしは続き、清張も向学心がありながら、進学出来ない。父の実家を継いだ、実の叔父に学費の援助を願う手紙を出すが「勉強はどこでも出来る」という、見当違いな返事が返ってくる。その後、苦労の末それなりの立場となる清張…父系の指に繋がる結末とは…
松本清張
「まつもとせいちょう」と呼ばれる事の方が馴染がありますが、実は「まつもときよはる」が正しいんだそうです。松本清張さんは本名でデビューしましたが、いつしか、周りが勝手に「まつもとせいちょう」と呼び始めたんだとか。
似たような話に、作家・開高健さんも「かいこうけん」ではなくて「かいこうたけし」が本来なんだそうです。あと、俳優さんですが、緒形拳さんも「おがたけん」ではなく「おがたこぶし」が正しいんだそうですが、いつのまにか周りが「おがたけん」と呼ぶようになったんだそうです。


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