子供の連絡帳「マッボウ」って何?
【思い出話】マッボウって何?
倅が小学校一年生の時です。
「あした持ってくるもの」として、連絡帳の中に「まっぼう」が書かれていました。
「まっぼう? まっぼうって何?」
末法? マンボウ? マッチ棒?(←これ) モンブラン?(←既に原型をとどめていない)
倅に聞くと、
「わかんない。でも、先生が言ってた」
「マッチ棒じゃないの?」
「知らない。まっぼうって言ったもん」
と言います。
多分、マッチ棒だろうな。とは思ったものの、念のため、近所に住むクラスメイト宅に電話して聞いてみました。
「やっぱり、マッチ棒だったよ」
倅に言うと、
「…マッチ棒って何?」
「…あっ、そうか」
倅はマッチ棒を見た事がありませんでした。
私も煙草は、随分昔に、止めてしまいましたし、着火用具はライターがあるくらい。そういえば、マッチで火を点けるなんて、最近ではとんとありません。
我が家にマッチは無いし、さて、どうしようと思って出掛けてみたら、向かいのドラッグストアに売ってました。それも、特大マッチ。数本しか必要ないのに買いました。
家で、マッチを擦って見せると、
「おおーっ」
コスルトモエールな現象に倅は感動しました。
そういえば、他にも、似たような事があって、シャープペンシルを初めて与えたときも、そのメカニズムに感動していたことがあります。
「おとーさん、これ、凄いよ! ケッサクだよ」
そのくせ、博物館等に設置してある、タッチパネル機器なんかは、初めて触った時、全く驚かなくて、当たり前にスイスイ使っていた事があります。私の世代からすると、タッチパネルの方がよっぽと凄い事なんですけどね。
これから先、倅がマッチを使うなんてないかも知れませんが、経験として何度か擦らせてみました。んでもって、火遊びに没頭しないように、残りのマッチはカミサンの実家に送りました。
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