創作漫才「シルクボーイ」
『どうもー、シルクボーイでーす』
「あー、今、使い指しの爪楊枝を頂きましたけれども、こんなん、なんぼあっても困りませんからね~』
「ウチのオカンがなあ、昔、よう観たアニメで「スペース・コブラ」のライバルの名前忘れたらしいねん」
「じゃあ、一緒に考えてあげるから、そのライバルの特徴言うてみて」
「なんか、主人公のコブラが、いっちゃん苦手にしてるキャラらしいねん」
「それは、クリスタルボーイよ。コブラの天敵いうたら、クリスタルボーイとマングースって決まってんやから」
「けどな、オカンが言うには、マッチョと角刈りの二人組で漫才やってた。ちゅうねん」
「それは、ミルクボーイや。マッチョの方は、ボディービル関西大会で優勝した事もあんねんやから…それは、ミルクボーイや」
「けどな、オカンが言うには、体が水晶で出来てる言うねん」
「それは、クリスタルボーイで決まりよ。体が水晶で出来てるから、クリスタルボーイやねんから。唯一、コブラのサイコガンが効かへん相手で、最終回に、義手ごとサイコガン撃って、実質パンチで倒すんやから」
「けどな、オカンが言うには、M-1いう漫才大会で史上最高得点を出して、優勝してるらしいねん」
「…それは、ミルクボーイやな」
「けど、オトンが言うには」
「オトンが言うには?」
「エライ、高い声で、うた歌いはるらしいねん」
「それは、クリスタルキングやな。クリスタルキングは演歌のテイストでロック歌われはるんやから…そもそも、ロックではない、という話かてあんねんやから…それはクリスタルキングよ」
「けど、オトンが言うにはな、えらい、歳行ってから美魔女に目覚めた言いよんねん」
「…それは、シルクねーさんや…もう、エエわ」
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