松山ケンイチさんの「嫁」発言問題 #言葉狩り #松山ケンイチ #嫁 #婿

松山ケンイチさんの「嫁」発言問題

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「嫁」とは自分の妻の事ではない

東スポ系ニュースによりますと】
16日の日本テレビ系「火曜サプライズ」の中で「髪が伸びた時には自分で切ったり、嫁に切ってもらっている」という発言に、批判の声が寄せられた。という事から、ちょっとした騒ぎになったようです。
「嫁という間違った言葉を広めないでもらいたい」「嫁という発言はまずかった」
という批判に対し、ツイッター上で「何が悪いの?」「言葉狩りだ」など、松山ケンイチさん擁護の声も多かったが、脳科学者の茂木健一郎さんは22日のツイッターで「『嫁』という言葉、東京近辺ではあまり使わなかったけれど、おそらく一部の関西の芸人さんの影響などで最近東京の若者とかも使っている。ぼくは別に言葉狩りをしようとは思わないけど、正直、苦手で嫌いな表現です。関西芸人文化がストリート的に認識されていることが遠因か。文化の多様性から疑問です」と私見を述べている。『東スポ・ウェブニュース要約』
【そもそも「嫁」の意味を間違えている】
「嫁」とは、息子の妻を意味します。同様に「婿」も娘の夫を意味しています。
ですから「嫁に髪の毛を切ってもらう」と言うと、息子の妻に切ってもらう。という意味に本来はなります。言葉としても、関西とか関東とかの問題でありません。
【「嫁」とは「女」を「家」に縛り付けるという意味ではない】
不快に感じる方は、「嫁」という文字にも、誤解を持っているようです。
結婚は、その昔「家」と「家」の結びつきでした。現代でも、「○○家、○○家、結婚式会場」とか書かれてあるのは、その名残りです。
「嫁」とは、息子の妻として家に来てもらう。という意味なのですが、時代が下るにつれ、偏と旁から勝手に主婦をイメージするようになり、女は家に居ろ的、間違った解釈になっています。「婿」も同様で、女偏が使われていますが、旁の「しょ」は、「共に」とか「互いに」という意味があります。
ですが、慣用的に現在では「嫁」とは自身の「妻」を意味していますね。
問題は、松山ケンイチさんが、どういったニュアンスで「嫁」と言ったのか? だと思いますが、夫婦間で問題になってなければ、それで良いのではないかと思います。
【言葉のニュアンスって時代で変わる】
例えば、親しくもない人に「お前」って言うと、「なにおう!」ってなると思いますが、元々「御前様」という尊敬語でした。「おい、こら」も、尊敬語ではないですが、「ねえ君」というニュアンスの鹿児島弁でしたが、明治の警察官(主に薩人だった)が、職質で呼び止める時に使っていた為、官憲からの高圧的イメージになって、現在では喧嘩腰なニュアンスがあります。
【妻と奧さん】
言葉狩り」に沿って、考えると「奥さん」も、奥の人というか、夫の後ろという印象から、問題になるのかも知れませんが、私は「妻」というより「奥さん」の方が、響きに温かみがあって好きです。「ご主人」とか「旦那さん」も「夫」と言うより温かいイメージがあって好きです。
あくまで、個人的イメージに過ぎませんが、「妻」「夫」という言い方には乾いた印象があります。
【私は妻をカミサンと言います】
刑事コロンボではありませんが、私は、自身の妻の事を話す時「うちのカミサンが」と言います。漢字では「上さん」。元々は上様を意味していて、夫の立場でカミサンというのは、隷属を宣言した事になるんでしょうけど、響きが好きで使っています。
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