金曜ドラマ「リコカツ」第六回を観終えて　＃リコカツ　＃永山瑛太　＃北川景子

金曜ドラマ「リコカツ」第六回を観終えて

f:id:kosodatehiroshi:20210522131101p:plain — 紘一さんは届けを出してしまった…の、だろうか?

私も日本人だからでしょうか

相手の気持ちを、微妙に察し合おう理解し合うとする場面に弱い
カーテンを掛けた後から、ラストシーンまでは、私には珍しく、涙ぐんでしまいました…

しかし、やっぱり、水無月連先生は…

「あれ、完全にパワハラだと思うんだよね～」
他人ん家に勝手に押しかけて、夕食をつまみ食い。「非常識」と言う紘一さんに、「奥さんは、俺の小説のお陰て食えてる」なんて…
「これ、完全にパワハラでしょ～」
まあ、今どき、あんな高圧的で、非常識な関係を強要するとしたら、反社な世界だけでしょう。
水無月先生。ドラマ上、ちょっと、極端な表現で演出されていますが、芸術家とは、得てして、自己中な人は多いです。
「こんな素晴らしい作品を作った人は、どんな人なんだろう?」
きっと素晴らしい人に違いない。
と思って、会ってみると、大抵は人間的に、問題のある人が多かったりします。
まあ、芸術の才能の分だけ、頭から世間的常識が削られてしまっているのかも知れません。

魚の食べ方

紘一さんの作った朝食に、アユの塩焼きが載っていました。
「アユ」
時々、スーパー等に並ぶこともありますが、食卓に上る事は珍しいですね。
紘一さんが見事に、骨を抜いて見せていました。
実際、頭を持つ以外は、素手で行うものではありませんが、アユの塩焼き等は、あのようにして中骨を抜きます。

串打ち

緒原家の塩焼きは、真っ直ぐでしたが、焼く時に、魚が「S字」にうねる様な姿勢で串を打ちます。
お皿に盛った時、躍動感を現す目的もありますが、食べるときにお箸を寝かせて、魚を真っ直ぐにし、魚を押さえつつ、頭を引っ張ると中骨が綺麗に抜けます。

緊急招集

最後の晩餐に間に合いませんでしたね。自衛隊では、普通にありそうです。
「…あ、自分、今日、用があるんで無理です」
みたいには行きませんね。

【編集時代の思い出】

水無月先生の様に積極的に絡んで来る作家は珍しい
まあ、担当が美人の咲さんだから…という事もあるでしょうが、普通、作家は、編集から逃げる者です。最近は、分かりませんが、私が現役の頃は、作家、ライターは逃げる生き物でした。
現役のカミサンが「作家が捕まらない」と、よく、ぼやいてますから、現在もさほど変わらないのでしょう。
当時はまだ、原稿は手書きの人が半分、パソコン、ワープロの人が半分という位で、ファックスで原稿が送られて来ることも割と普通でした。
締め切りの迫るある雑誌。「R作家」が一行の原稿も入れないまま失踪。作家の雲隠れなんて当たり前なんですが、固定電話に架けてみても、携帯電話に架けてみても、全く連絡が取れない。
よく、「自分は大抵、初校で下版。直しは先ずないね」なんて、まるで自分が優秀みたいに言う作家がおられますが、編集側に、初校、再校、再再校の時間が取れなくなってしまった。という事が理由だったりします…。
まあ、それは置いといて、作家R氏。ワープロ派でしたが、居所が掴めない。
そして、深夜も深夜、日付の変わった頃に、編集部のファックスが唸り始めます。みると、R先生。
「誠に、御迷惑をおかけしてすみませんでした。」
とした書き出しで、実は原稿書くべく、今朝は早くに起きたのですが、枕元の眼鏡を踏んでしまいました。私、極度の近視なものですから、眼鏡が無くでは仕事になりません。
予備を探しましたが、仕舞っていた場所にみつからず。探し回ましたが、とうとう見つかりませんでした。やむなく、視界おぼつかない状態で眼鏡屋に向かい、急ぎ眼鏡を新調しましたが、直ぐには出来ず、待ちに待って、現在にいたりました。…等々の言い訳文が延々と流れてきました。
「もう、そんなんいいから、原稿を流してこい」
とぼやいていると、言い訳の長文が出た後、ピタッとファックスが止ります。
「あれ?　用紙切れかな?」
と思ったら、そうではない。
急いで、R先生に電話をし、
「あの、原稿が流れて来ませんけど」
というと、
「あ、それは、これから書きます」
だって。
「いい加減にしてくださいよ。日付が変わって、締め切り過ぎてんですから」
「ハイ、ハイ、ハイ、…スミマセン。本当にスミマセン。直ぐ書きます」
言い訳文書く暇あるなら、原稿書け、と言いたかったし、眼鏡屋が、日付の変わる時間まで開いてるのか?　と言いたかったのですが、説教の時間がもったいなくて、その時はそれ以上は言いませんでした。
納期、締め切りを守らない作家さんの場合、校正の時間がとれず、読者から指摘される事も、多かったですね。で、翌月号で、謝罪、訂正文を載せたりしていました。