カメラ付きスマホ（携帯）? スマホ付きカメラ?
最近のスマホCMを観ると、「カメラで選ぶスマホ」みたいな感じですね。
元々は、持ち歩ける電話がコンセプトだったのに、なんか、カメラ（静止画、動画含む）がメインな感じになっています。Phonは動画をアップするツールという感じになりました。
最初に携帯電話にカメラを付けたのはかつてのJ-Phon
昔々、携帯メーカーのひとつに「J-Phon」というメーカーがあって、ここが、世界で最初にカメラ付きケータイを発表。
これが大ヒット。後に、米国のメーカーが「実はウチが先だった」と言い張って、特許を主張します。お人好しな日本人の中には、あっけなく信じる人も多かったのを思い出します。
携帯電話にカメラを付ける発想は、いかにも日本人的発想のように、私個人は思いますけど。
携帯システム三方法
携帯電話システムを世界で初めて発明したのは、日本の第二電電（現在のKDDIの前身）でした。
こんなお話をすると、落ち着かない日本人があらわれますが、半世紀以上生きた私は、発明当時を知っています。
初期の受信装置の大きさから、最初は、車載電話として開発。
後に、お笑の「平野ノラ」さんのパロディーで持っている、通信兵の様なショルダー型になり、やがて、受話器サイズのコンパクトな携帯電話となって行きました。
私たちは、つい、携帯端末の性能に目が行きがちですが、実際はプラットホームの性能の良さが無ければ、スマホ端末の性能も発揮されません。
日本式
日本式は、開発当初から、将来的に腕時計サイズの通信機を意識して作られた為に、一回線当たりの容量も大きく、高性能プラットホームでした。
日本から遅れる事数年。アメリカ式が発明され、ヨーロッパ式が発明されますが、容量も性能も日本式には劣ります。
しかし、インフラの段階で、日本式はその性能の高さの為に、出遅れる事になります。
世界中が、個人単位で複雑な通信社会が来るとは思いませんでした。その意味で、日本は将来を見据えていたと言っても良いと思います。
アジアのシェアは、シンプル方式のアメリカ式とヨーロッパ式が分け取りする形になりましたが、携帯システムの導入に慎重だった、南米諸国が、全てではありませんが、スマホ時代を見越して、日本式を採用するに至ります。
スマホ時代を迎えて、日本式は、一回線で済みましたが、ヨーロッパ式は無理があり二回線を使用しなければなりません。アメリカ式は強引に一回線に情報を押し込んでいる状態です。
受話器サイズの携帯電話を最初に作ったのは…
米国、モトローラ社と言いますが、本当の本当である初期型は、日本のショルダー型の本体と受話器を強引に一体化させたような、ゴッツイ物でした。電話しながら身体を鍛えられるような怪物でしたね。逞しい方が多い米国でも、女性は持ち上げられなかったのではないでしょうか?
高性能カメラの後は、スマホに何が付けられるか?
私の想像する所、後は、車が付けられ、やがて、家が付けられるんじゃないかと思っています。
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