小栗上野介 #小栗上野介 #戊辰戦争 #幕末 #明治維新

大河ドラマ「青天を衝け」第十九回を観終わって

家紋がアゲハ紋っぽいですが、平氏を名乗ってたんでしょうか?
栄一が得意の商売を始めてちょっと面白くなったかも

得意の商売で、一橋家の経済の立て直しを図る栄一が、ちょっと面白くなってきました。

偶然なのか、作為的なのか「姫路」のアクセントが使い分けられていた。

関東の人って「姫路」の事をちょっとしゃくりあげるように、「ヒジ」と発音しますが、地元や関西方面ではフラットに「ヒメジ」と発音します。
関東の方には、ちょっと、その違いが判りにくいかも知れません。
関東の方も「姫路城」と言うときは、フラットに「姫路」と発音しているので、そこを思い浮かべていただければ、お判りいただけると思います。
「姫路の反物」の口上で、栄一は関東人にありがちな、少ししゃくりあげるような「ヒジ」と、発音していましたが、地元の百姓役の方はフラットに「ひめじ」と発音していました。
この辺は、NHKも意識したのかも知れませんね。

小栗上野介

武田真治さん演じる小栗上野介ですが、実に優秀な人物でした。
1860年に幕府の正使としてポーハタン号で渡米。日米修好通商条約で決められた、通貨交換比率が不適当であった為、フィラデルフィアに赴いて「通貨交換比率見直し」の交渉をしています。
小栗は、日本の小判と米金貨の分析実験を求め、その主張の正しさを証明します。アメリカ側は、比率の改定をすると言ったそうですが、小栗は、
「改定はしなくて結構。ただ、この事実があった事だけを留めていただきたい」
とだけ言って、改定要求までしなかったといわれています。
小栗なりに、米国に恩を売っておきたかった。とも言われていますが、この交渉をアメリカの新聞各社は称賛。当時の新聞に掲載しています。
その後小栗は、ワシントン海軍工廠で金属加工技術などを見学。その記念にネジを貰い、東回りの地球を一周する形で帰国します。

戊辰戦争

官軍(薩長軍)に対し、大鳥圭介榎本武揚、水野忠徳らと共に、徹底抗戦の姿勢であった小栗上野介は、薩長軍が箱根の山を降りてきた所を陸軍で迎撃。すかさず、榎本率いる海軍を駿河湾に突入させ、艦砲射撃で後続部隊および補給路を断つという殲滅作戦を立てます。
しかし、すでに「大政奉還」をしている、徳川慶喜はこの作戦を却下。
戦後、この作戦を知った官軍指揮官「花神」こと大村益次郎は「その策が実行されていたなら、我々は敗北していた」と青ざめた程の作戦でした。
後に、賊軍の首魁として、小栗上野介は官軍の手により斬首されますが、優秀な武士でありながら、不名誉な最期でした。
共に、官軍と戦い東北を転戦し、一時的にせよ「蝦夷共和国」を打ち立てた榎本武揚などは、官軍(政府軍)に降伏したのちに、紆余曲折はありましたが、新政府で大臣を歴任してゆきます。
もし、小栗上野介榎本武揚同様に生き延びていたら、明治という時代も、随分違ったものになっていたでしょう。
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私はNHKの民営化と
BSチャンネルからの即時撤退を願います

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