おおかみこどもの雨と雪 今夜九時
始まりはちょっとダルイが、観ているうちに面白くなる映画
ずいぶん昔に観たように思いましたが、九年前の公開だったんですね。
ニホンオオカミの末裔という、「人狼」というか、「狼男」と結婚する女の子「花」を語り部に、二人の間に生まれた、雨と雪という子供の物語です。
人狼である夫が死に、二人の子供と共に山里に移り住む「花」、何かの拍子に、オオカミに変身してしまう、二人の子供。子供のころは姉の方が勝気だったが、長ずるにつれ、弟の中に野生が芽生え始める。山の狐を師匠に、人を捨てて、オオカミとして生きる事を選ぶ弟。
逆に、オオカミを捨て去り、人として生きることを決意する姉。
終始、淡々としたストーリーのファンタジーですが、観ていると不思議と引き込まれて、面白くなって行きます。
是非、録画しながら観てください。
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ニホンオオカミ
二十世紀初頭に絶滅したとされる、日本固有のオオカミです。
体長は1メートル前後だったらしいので、オオカミとしては小型だったようです。
絶滅の主な原因は、ヨーロッパからもたらされた犬の病気「ジステンパー」の蔓延と言われていて、北海道のエゾオオカミとは別系統のオオカミではないか、とも言われています。
エゾオオカミは、体長も130センチ前後と比較的大柄で、遺伝的にも大陸オオカミ(ハイイロオオカミ)の亜種である事は間違いないようです。(大陸オオカミは体長も100~160cm程度、体重も25~50kg 程度とかなり大柄)
エゾオオカミも絶滅したとされています。ニホンオオカミの絶滅理由と違って、獲物のエゾシカが激減した時期に、家畜を襲い始めたために、毒餌を撒くなどの駆除行為が絶滅の理由とされています。