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セミが鳴いていた【理科】

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九月に入って

急に涼しい日が続き、もう、なんだかしっかり「秋」という感じです。
所が、昨日の東京。真夏日という程ではないかも知れませんが、「夏日」。
お昼近くは、ちょっと、暑い感じでした。
そして、どこからか、セミの鳴き声。
そういえば、涼しくなって、とんとセミの声を聴いていません。
「今年は、もう死滅かな?」
と思っていたんですが、まだ、生きている個体が居たんですね。
声を聴きながら、「ちゃんと交尾相手が見つかればよいが」と思いました。

そういえば、中学生のころ

十月になるというのに、セミが鳴いている事があって、同じような心配をしたことがあります。

今年、秋は早いのかも知れません

関東あたりでも、例年なら、九月は暑い日が多いものです。十月位でも日中なら結構暑い日が多いものですが、今年は寒いですね。

そういえば、二十数年前

やっぱり寒い年がありました。お米が全国的に不作になって、急遽タイ米を輸入した年。
輸入しておいて、失礼にもタイ米は旨くない」という報道が結構されていました。でも、タイ米、言われるほど不味いとは思いませんでした。不味いという人は、多分、炊き方が下手だったのでしょう。
あの年の夏、仕事が忙しく、会社の飲み会は「九月に入って、ビアガーデンにしよう」という事になっていました。
「いくら冷夏でも、九月に入って直ぐは、まだ暑いだろう」
と高をくくっていましたが、飲み会当日、ビールを飲むと「かじかむ」位に寒かったのを覚えています。今年は、あの年に、近い物を感じます。

セミは意外に長生き

セミって、幼虫時代が長い事は、結構知られていると思います。(種類によるが幼虫期は七年)しかし、成虫だって、言われる程短命ではない。という事は、割に知られていませんね。
「八日目の蝉」なんて小説タイトルがあるように、一週間~二週間程度で死ぬと思われています。
確かに、二週間程度で死んでしまう個体もいるようですが、殆どのセミは、一か月程度は生きているのだそうです。殺されれば別ですが、四十日程生きる個体もそんなに珍しくはない。
羽化した直後の、野生のセミをアトランダムに沢山選び出して、羽に印を着け、その後生存調査をしたところ、二週間程度で死ぬ個体は、意外に少なかった事が判明したのだとか。

アリとキリギリス

冬を見越して夏の間に、せっせと備蓄に努めるアリと、「そんな事しなくたって、食べ物なら周りに沢山あるじゃん」と即物的な生き方をしていたキリギリス。冬を迎えて、「生存」と「飢死」の二極に分かれてしまう、という事を言いたいお話ですが、実は、原題は「アリとセミ」でした。夏の間、歌いくるってるセミが、冬に備えないで死んでしまうお話だったそうです。実態は、セミもキリギリスも、冬までの寿命がないから、必死でメスを探して鳴いているだけですが…しかし、セミは、ヨーロッパ等では、生息する地域が偏っていたため、比較的、全ヨーロッパに生息するキリギリスに置き換えられたのだそうです。
【因みに】
昔話「鶴の恩返し」ですが、元は「鸛のコウノトリ恩返し」でした。
コウノトリ
かつては人里の傍に沢山暮らしていました。畑の横の木の上等に巣を作っていて、非常に身近な鳥でした。身近だから、物語のお爺さんも、遭遇率が高かったんですね。
で、この、コウノトリの別名が「ハタオリドリ」。求愛や何かの折に、嘴をカタカタ鳴らす、ドラミングという音が、機を織る音に似ているから、こう呼ばれました。
ここまで、話せば、勘の良い方ならもうおわかりでしょうけど、だから、恩返しに機を織ったというお話になりました。しかし、コウノトリは、少しづつ減って珍しい鳥になってしまい、カラーリングも似ていて、結構知名度の高い鶴に置き換えられました。

完全変態と不完全変態

完全変態とは
トレンチコートの下は、スッポンポン。女の子に自分の裸を見せて、キャーキャー騒ぐ様子を見て喜ぶ変態の事。
「不完全変態とは
同じく、自分の裸を見せて、女の子の騒ぐ様子を喜ぶが、パンツだけは履いている。ギリ、人としての良心を残している変態の事。
ウソですよ…でも、まんざら間違いではないかもしれません。(^^;
※正しく言えば「完全な変態」「不完全ながら変態」ですかね。

もとい…時を戻そう

完全変態とは、幼虫と成虫が、サナギの期間を挟んで、全く別物に変身する昆虫等の様をいいます。
「不完全変態は、セミやトンボの様に、成虫に幼虫時代の面影があり、サナギという変態期間を持たない昆虫等の様を言います。
完全変態の昆虫
代表的な昆虫としては、モンシロチョウとかアゲハチョウ。成虫に幼虫の面影は全くありませんね。
完全変態の昆虫は、成虫になると幼虫時代の記憶が全く無くなると言います。
「ほんにんに、聞いて見たんかい」
突っ込みを入れたくなるところですが、まあ、学者さんなりに裏付ける根拠はあるようで、兎に角、成虫は子供のころの事を覚えていないそうです。
完全変態により「脳」も全く変わってしまっているから)
完全変態の昆虫
セミ、トンボの様に、トータルで長生きする昆虫に多いようです。幼虫期が何年もあるのに、比較して成虫期は短い事が多い。でも、子供のころの事は覚えているんだそうです。
これも、「聞いてみたんか」と言いたい所ですが、何かしら「覚えているんだ」という根拠はあるんでしょうね。
(不完全変態なので「脳」は幼虫期のまま継続されている)
※トンボも種類によりますが、幼虫のヤゴ時代で三~五年過ごします。
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