「いじめ(子供間犯罪)」問題を考える③  #いじめ #イジメ #学校 #隠蔽 #猿

「いじめ(子供間犯罪)」問題を考える③

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イジメ問題は国家の問題です
いじめの精神構造

殆どは、程度の低い「自己誇示」「優位に立ちたい」という動機から始まります。
ですから、「抵抗してこないだろう」相手、「穏やかな性格の子供」が選ばれます。
本当に「猿レベルの感覚で行われる人間関係の構築法」なので、相手を「慮る」という事が出来ません。
相手の「優しさ」「思いやり」を「弱さ」と受け止めています。イジメを行う子は、自己コントロール器官、感情を司る「前頭葉」が未発達、発達しきれていない。という事実もあります。
幾つかは、些細な仲たがいから、イジメに発展するケースもありますが、大半は、単純な「優位性の誇示」から発生しています。

加害者イジメっ子にこそ、説得がカウンセリング必要

であるのに、日本の場合。被害者側が説得されるケースが、現在も多く見られます。
東京6チャンネルの特集番組でも、北海道・旭川市で凄惨なイジメの末に、「凍死」という自殺をした中二少女の事例をとりあげていましたが、子供の変化に気づいたお母さんが、学校に相談すると、「あの子加害者達らは、変わっているから、気にしないでください」とか「お母さんはどうしたいんですか?」等、見当はずれな返答しか得られず、しかも、「出来れば、子供の(嫌な)記憶を消してあげたい」という母親に対して、「はあ、頭、大丈夫ですか?」等と責め口調だったそうです。

呆れた教頭の一言

「十人の子供加害者と一人の子供被害者の将来を考えた時、どっちが大切だと思いますか?」と、被害者の人生を切り捨てる様な事を言っています。この教頭に関しては、「殺人ほう助」に価する様に思いますが、責任ある立場で、良い年をした大人なのに、殺人に手を貸しても実名報道されていません。
事件は二年前なので、既に令和。会話そのものは平成末だったかも知れませんが、未だに「イジメは必要悪」位に思っている発言が教育者の中にある事に驚きました。(この教頭は「サイコパス」だった可能性もあります。)
昔は、もっと酷いもので、「イジメ問題は被害者にも責任がある」とされていましたし、相談に行った生徒に「お前にも落ち度があるんじゃないか」とか「仲良くしろ」みたいに説得されるのが関の山でした。現在の大人の中にも、この感覚を残している人は居る様で、だから、中川翔子さんが

を書かれたりすんるんですね。

ヨーロッパを見習うべき

ヨーロッパ全体ではないかも知れませんが、ヨーロッパでは「イジメ」行為の通報があれば、加害者側をカウンセリングするのが普通なんだそうです。
「イジメ」を犯罪行為、異常行動として捉えているので、加害者側を説得、教育して行きます。日本の様に、「事実かどうか、わからん」みたいに、被害者側を追い詰めるような事はありませんし、加害者に対しても「おまえらイジメは止めろよ」程度で済まされたりしません。ガッツリ教育されます。被害者が自殺したり、その家族が、ヘトヘトに疲れ果ててしまう様な事はありません。

純然たる第三者機関が必要でしょう

日本の教育現場の第三者機関って「教員委員会」だそうですが、旭川市の場合、その教育委員会のお偉いさんだった人が、事件の中学校長として赴任してきています。これが、イジメを認めない、隠蔽体質に繋がったようです。
「スクールポリス」とまで行かなくても、保健室のような形で、外部からの捜査機関を設置した方が良いように思います。
「イジメ」状況に応じた、相応しい機関に相談した方が良いと思います
会社等でもありがちな事ですが、トラブルを警察や弁護士等司法関係に相談すると、「まず、会社に相談して欲しかった」等と、寝ぼけた事を言われる事がありますが、「身の危機の度合いによって」一番信頼出来る場所に相談すべきでしょう。
学校などでも、「先ずは学校に相談して欲しかった」と言われても、「信用できないので」と言ってもよいでしょうし、「もっと、学校を信頼して欲しい」と言われても、「信頼できない」と言っても構わないと思います。
イジメ問題に対して、意識の高い先生、学校も確かにありますが、隠蔽体質と戦っている間に、我が子に死なれる位なら、あらゆる外部機関を利用して戦うのも有りだと思います。
それ以前に、もっと、健全な専門機関、学校組織とは、むしろ敵対した外部機関を組織した方が良いと思います。

それでも「イジメ」はなくならない

倅の小学校。その保護者会の席でも、「イジメが無く成るわけない」と発言されたお母さんが居りました。確かに、イジメを撲滅する事は出来ないかも知れません。だからと言って、許さられる問題でもありません。
警察があっても犯罪は無くならないのと同じ事です
だからと言って、警察を無くしても構わない、という訳ではありません。

愛知の刺殺事件や、旭川の凍死自殺事件、大津の飛び降り自殺事件。
等を見ていると、やるせない気持ちになって、色々書いてしまいました。我が子もまだ、彼らと同じ世代を生きているので、他人ごとには思えないでおります。
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