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大阪の放火殺人事件から思う事

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犯行動機
一体何だったんでしょう? 容疑者本人が意識不明の重症の為に、詳しくは分りません。(現段階では、死亡してないものの、一酸化炭素中毒で脳に致命的ダメージを受け、取り調べに応じられるほどの回復は望めないとされている)
しかし、容疑者を知る周囲の人たちの証言によると、かなり昔から、おかしい人であったようです。
奇行が目立ち、暴力的な性格の為に、十三年前に妻から離婚され、復縁を迫るも断られています。
そして、十年前には、妻に付いて行った息子らと、映画を見た後、元・妻と子供たちの住むマンションに「寿司買うてから行くわ」と言った後、刃物、スタンガン等を買い集めてから訪問し、元・家族を襲うと言う、殺人未遂事件を起こしています。
放火したクリニックにも、自身の性格の悩みから通っていたらしく、どういう理屈からか、「俺がこう成ったのは、クリニックも悪い」と零していたらしく、放火殺人に至ったようです。
一千万歩譲って、クリニックに落ち度があったとしても、他の通院患者まで巻き込むとは、一体どういった神経なんでしょう?
京アニ放火殺人事件
二年前に起きた、京都アニメーションの放火殺人事件ですが、犯行動機は「京アニにアイデアを盗まれた」という物でした。
本当にアイデアが盗まれたか、犯人の思い込みなのかは、解りません。しかし、どちらにせよ、従業員まで巻き込む犯行は許される事ではありません。
大阪放火殺人事件の容疑者も、これを模倣したようですが、本当に恐ろしい限りですね。
キレる若者からキレる中高年へ
昔、若者たちの暴力犯罪が目立つ時代があり「キレる若者たち」なんて言われていましたが、最近は「キレる中高年たち」と言われるようになりました。
私が思うに、実際、若者たちがキレやすかったり、中高年がキレやすかったり…というよりは、報道のブームに寄るところが大きいと観ています。世間が驚くようなニュースバリューのある事件を主に取り上げて、それがたまたま「若者中心」だったり「中高年中心」だったりなんだろう、と思います。
実際、京王線の放火刺傷事件や、大学の後輩男性に硫酸を浴びせかける犯罪は、若者の犯行です。
その後に、中高年犯罪が続いた事で、あたかも、昨今の中高年がキレやすくなったと思われている傾向もあると思います。
まあ、かつての「キレる若者世代」が年取って「キレる中高年」に成ったのかもしれません。
高齢者だって怒る時は怒っても構わない
加齢によって、「感情をコントロールする」大脳の前頭葉から老化してゆく事は確かで、これによって、怒りっぽく成ったり、涙もろく成ったりするのも確かなようです。(勿論、個人差があり歳を取っても老化していない人も多い)
ですが、だからといって、高齢者の怒りを全て「前頭葉委縮」のせいにして欲しくはありません。
高齢者にだって、正当な怒りがあって然るべきだと思いますしね。
数年前、長崎の市電で起きた事件
電車内で、座席を高齢者に譲ろうとしない、高校生男子に腹を立て、持っていた傘でド突き回したお婆さんが逮捕される事件がありました。
注意された高校生がスマホか何かをイジリながら、お婆さんに目も合わせず、太々しい態度で、憎まれ口を叩いた事が発端でした。
「傘でド突き回した」のは、さすがに行き過ぎですが、このお婆さんの怒りそのものは、正当だと思います。
この時、「傘でド突き回した」行為が、高齢者特有とされる、前頭葉の萎縮にあるとされました。
でも、ひょっとしたら、お婆さんには、「誰かに迷惑をかけてしまう」という様な、抑止力となる背景がもうなかったのかも知れません。
年齢に関わらす、凶悪犯罪を計画的に犯した人って、前頭葉の問題もあるかも知れませんが、何か「温かい家族の存在」等、抑止力となる背景を失った人が多い。様な、そんな気もします。
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