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ウクライナ テリー伊藤

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ウクライナの戦争はウクライナ人が起こしたわけではない

ウクライナは負けるよ」
今朝、ラジオを聴いていると、フリー・プロデューサーの「テリー伊藤」さんが、在日ウクライナ人を相手に、「ウクライナは負けるよ(戦争に)」と言っておりました。
「沢山の非戦闘員、子供たちが亡くなるのが忍びないから、ここは、一旦戦う事を止めて、次の独立の機会を考えよう」的なご意見を言われていました。
対する、ウクライナ人の方は、当然の反応として「では、ウクライナは滅んでしまえという事ですか?」と言います。
勿論、私も、早く良い形(私が思うのは、ロシアがウクライナの武力支配を諦める事)で戦争を終結して欲しい。と思っていますが、番組構成として、何と言うか、侵略された側に「戦争を止めろ」と説得している様で、釈然といたしませんでした。
テリー伊藤さんは、太平洋戦争を引き合いに出し、昭和十九年に戦争を終わらせていれば、沖縄で沢山の民間人が死ななくても良かったし、広島・長崎の原爆もなかった。それを思うと、戦争を止めた方が良い。的な事をおっしゃいます。まあ、日本もアメリカと開戦した時点では、半年かそこいらで講和に持ち込みたいと思っていましたが、ミッドウェーの負けから講和が難しくなった事実はあります。
ウクライナ侵略と太平洋戦争は事情が異なる
太平洋戦争パシフィック・ウォー」とは、米国側の呼称で、あくまで太平洋上で戦った日本と米国の戦争を指します。
南シナ海から西側。インドシナ半島での英国やオランダとの戦いや、ベンガル湾に面したビルマミャンマー戦線(対戦国は英国)、中国・蒋介石軍との戦いは、「太平洋戦争」ではありません。日本の立場からすると、太平洋以外でも戦っているので、それら全てをひっくるめて「大東亜戦争」となります。日本の立場でも、「太平洋戦争」とは、対米戦争だけを指します。
私の子供時代にも、勘違いしている方が多かったので、一応、書いておきますが、彼の戦争は、東南アジア諸国を侵略した日本を「けしからん!」として、米英が現地諸国を守ってあげる為に、軍を派遣した。という戦争ではありません。
日本は「大東亜共和圏」を謳い、東南アジア諸国を欧米の植民地化から解放する。という名目でした。米・英・蘭は「自国の利益の為に植民地を守る(確保する)」形で戦争になりました。
勿論、日本の思惑は、東南アジア諸国に対して、戦勝後には強い影響力を持ちたい所にあります。
日本が降伏した後も、ベトナムインドネシアでは、再支配に動き出した、英・仏・蘭等を相手に地元諸国民による独立戦争が、昭和二十二年頃まで続いています。
要するに、東南アジアをどちらの支配下にするか? という、日本と欧米との戦いだったと言えます。
しかし、今回のウクライナ侵略戦争は、ロシアというかプーチンが一方的にウクライナの主権を侵害した戦争です。
第二次大戦下の日本とは事情が異なります。
しかも、番組内のテリー伊藤さんは、ウクライナの方を説得する形を取っています。
「いくら言っても、あいつは止めないからさ。ここは、お前が折れろ。…考えてみ、戦って血を流すのはお前だぞ」的なお話。
聞いていて、確かに、戦争は終わってほしい。でも、全力で説得しなければならない相手は、侵略側ではないでしょうか?
昔の学校で、いじめ問題を解決するのに、イジメ側ではなくイジメられ側を説得していた方法に似ていて、「流血を阻止したいのは分かるが、方向性としておかしい」という気持は拭えませんでした。ウクライナの非戦闘員、子供たちの命を質に、ウクライナに戦争中止を求めるのは、侵略者側の考えではないかと思えて仕方ありませんでした。
ウクライナの戦争は、ウクライナ人が起こした戦争ではない。という事を忘れてはならないと思います。
流血は避けた方が良いのは当たり前です。しかし、今、世界がウクライナを見捨てたら、武力で何でも通せる形が横行してしまうと思いますし、このままでは、ウクライナはいわれのない戦争で、孤立してしまうという、理不尽に見舞われそうで心配です。
テリー伊藤さん
キャラクターとしては、そう嫌いでもありませんが、コメンテーターには向かない人だと思っています。かつて、日本テレビの朝のコメンテーターをやっておられた時期もありましたが、なんか、ズレているんですよね。
私が今朝聞いたラジオ「ニッポン放送」の「あなたとハッピー」3月14日 月曜八時~九時台です。興味ある方は「ラジコ」で聞いて見てください。
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