ドライブ・マイ・カー アカデミー賞受賞
濱口竜介さん監督の映画「ドライブ・マイ・カー」が、米アカデミー賞で「国際長編映画賞」を受賞されました。監督的には「作品賞」の方が欲しかったようです。日本人としては、それでも、おめでたい気持ちですけどね。
改めて「アカデミー賞 受賞おめでとうございます」
ロケ地の殆どが、我が故郷の広島だったようですが、私の生活圏だった地域とは、微妙にズレていました。「ドライブ」って付くから、てっきり「尾道」とか、「しまなみ海道」とか、出るのかと思いましたけど…
原作者の村上春樹さんの小説。若い頃には、結構読みました。独特の雰囲気、世界観は好きです。最近、小説は読まなくなった私ですが、今回の受賞に刺激されて、ちょっと読んでみたいかな? と思う次第です。
ウィル・スミスさん、プレゼンターを平手打ち
今回のアカデミー賞と言えば、なんといっても、ウィル・スミスさんの平手打でしょう。プレゼンターを務めた、コメディアンのクリス・ロックさんのジョークに腹を立てての出来事でした。ビンタという暴力が問題となります。
うーん、確かに、「暴力はいけない」のですが、「引っ叩かれても仕方ない」だろうと、いう思いも、正直少しあります。
脱毛症で悩む、スミスさんの奥さんをからかった言動。それだって、立派な暴力でしょ。と思うんですけどね。
なんか、日米問わず言葉の暴力の方は、ちょっと大目に見られていると言うか…
まあ、アメリカ人のジョークって、テレビや映画で観る限り、「センスが無い」というか「質が悪い」。
日本だったら「ハラスメント級」な物が多いです。(だから、アメリカはハラスメント問題が多いのかも)
例えばこんな場面。
黒人の女性官僚に対して、連邦捜査官が“その能力は持ち合わせているのか?” というニュアンスで「歩きながら話せるか?」と聞きます。女性は皮肉っぽく笑いながら「ええ…多分」と答えたりするシーン。アメリカじゃあんなジョークが普通なんですかね。
他、悪戯動画として、椅子に腰かけている人に気づかれないように、その人の、左右の靴の紐を結び付けて、歩き出そうとして転ぶ様を見て笑う。
ドアの顔の高さにラップを張り、それに引っかかって仰向けに転ぶ様を観て笑う。
話しかけながら、靴にライターのオイルを掛けて、火を点け、慌てる所を見て笑う。等々…
なんか、大人の悪戯とは思えない質の悪さがあります。子供でも、危険だからやるべきではありません。
昔、知り合いに「まっちゃん」という、大学生の男の子がおりました。
英語に堪能だった彼は、六本木で外国人の良く集まるバーでアルバイトをしておりました。
「福生」辺りからやってくる、米軍のお客も多かったようですが、彼らは酔っぱらうと、カウンターに置いてある果物籠からオレンジ等を手に取って、店の前を走るタクシーとか他の車に、投げつける。という悪戯をしていたそうです。
まっちゃんが、英語で「やめてくれ」というと、「こんなん、アメリカだったら子供でもやっている悪戯だ」と笑って言うそうです。
「いい大人がやるな!」
私も思ったのですが、ちょっと隙を見せると、まっちゃんをからかう様に、またオレンジを取って表で投げる。
「マナーが悪い!」と言うと、「これだから、日本人は…」みたいなニュアンスで、嫌味を言われたそうです。まっちゃんは頭に来たものの、相手はマッチョ揃いだったので、「腕力じゃ勝てないな」と思って黙ったそうです。しかし、なんか、日本人からすると悪質です。
ウィル・スミスさんにぶっ叩かれたクリス・ロックさんも、プロのくせに下手くそなジョークを言ったものだと思いますけどね。
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