「振られる」【コメディ大河】鎌倉殿の13人「第12回」
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今回の「大河」の中で、「振られた」(八重さんに)というセリフがありました。が、多分、平安末期、もうすぐ鎌倉時代には、まだ、無かった言葉だと思います。
「振られる」の語源
女性の着物「振袖」から来ています。現代でも、お正月や成人式で見かける「振袖」は、江戸時代中期に、完成致しました。
ご存じ「振袖」は未婚女性の着る服でした。
娘さんに求愛した時、両袖を前後に振る…というか揺さぶって見せると、「私も好きよ」というサインになり、左右に振って見せると、「あなたの事は好きではない」というサインになりました。
ここから、求愛にしくじった様を「振られる」と言うようになったという事です。
ですから、振袖のない、平安末期に「振られる」という言葉は、まだ無かったのでは? と思います。
でも、ひょっとしたら、振袖は無いが、袖を振って見せる事で、求愛への返事とする習慣は、既に、あったのかも知れませんね。
まあ、ドラマなんだし、そこまで時代考証に拘る必要もないかな?…なら、書くなっ、ちゅう事ですけども…
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