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高校野球・小玉西瓜


高校野球「甲子園」の不思議
先週末から、男子高校野球、甲子園大会が開幕いたしました。
昔、何かの番組で、ダウンタウンの松本さんが、「この年になっても、高校野球って、お兄さん達がやっとる。ちゅう気分が抜けへんねんな」と言っておられましたが、私もそのクチです。
さすがに、今の年になると、「それはないな」と思っていました。
先月、関東各地の地方予選をテレビで観ていても、「やっぱり、子供らがやっている感じ」に見えていたのですが、これが甲子園大会になると、「あ、お兄さん達がやっている」という、懐かしい感覚に引き戻されました。
甲子園は、内野に芝が有りませんし、「灼熱」を想像させる日差しが、より独特な雰囲気を作るのかも知れません。
息子、下手すりゃ孫位の男の子らが、「お兄さん」に見えてしまいます。
小玉西瓜
私の実家は、元々農家だったので、昔はスイカの栽培もしていた事は、書きましたね。
しかし、私はスイカが嫌いで、食べません。種の周りのザラザラ感が嫌です。
ですが、果肉の黄色いタイプの小玉西瓜なら、まあまあ食べられました。
農家の子供なのに、「小玉西瓜は果肉黄色い物を言う」と思っていましたし、「小玉」も「木霊こだま」つまり、エコーの事だと思っていました。
英語的に言うと「エコー・ウオーターメロン」と思っていた訳です。
「小さい玉じゃけん、小玉じゃ」
父から、真実を聞かされた時は、「えっ? ほんま?」ちょっとショックでしたけどね。
しかも、小玉西瓜にも赤い果肉の物はあって、大玉にも黄色い果肉の物がある事を、重ねて知ることになります。余り食べないと、農家の子供でもこんなもんなんですね。
西瓜のこぼれ話
西瓜って、日本には戦国時代末期に、カボチャと共に入って来たらしく、皮の黒い「でんすけすいか」が最初だったようです。
しかし、果肉が赤い事と、幼稚園児が駆けっこで持つバトンの様な、丸い台座の載せて置いておく様が、人の首を連想させるので、人気がなかったようです。
それが、夏の風物詩のように食べられる様になったのは、江戸時代に入ってからで、ある人が「西瓜は膵臓に良い」という噂を流してから、半ばサプリメントのような感覚で食べられる様になったようです。
実際、西瓜が膵臓に良いのか分かりませんが、「西瓜は甘くで美味しいよ」というより「健康に良い」という事で、感情を揺さぶられる。今でいう「エモーショナル・マーケティング」…エモイ商売をしたわけですね。
因みに
リコピンの栄養素で知られる「トマト」ですが、南米からヨーロッパに渡った頃、やはり果肉が赤いという事が、気味悪がられてヨーロッパ人に受け入れませんでした。
「トマトは美味しいし、身体に良いんだ」
といって、大衆の面前でかじって見せると、聴衆の女性たちがショックで次々と気絶したそうです。
エモーショナル・マーケティング
物の本によると、アメリカから来た商法の様に言われますが、世界各地、昔から存在する商法です。感情、気持ちを揺さぶられる商法。
「無洗米は洗わなくても良いから楽だよ」と言うと、「米も研がないなんて世も末だ」という人も居ます。
しかし「無洗米は水を無駄にしないし、何より汚水を垂れ流すことがない」と言うと、横着な人だけでなく、正義な人の心も揺さぶったりしますね。(無洗米は、元々、汚水を減らす目的で生まれましたけど)
「二束三文」とか「土用の丑の日は鰻」なんてのも、江戸時代に実践されたエモイ商法です。
余談ですが、「無洗米って、工場で水洗いしてるんでしょ?」という方が居られましたが、糠の粘着性を利用し、粘土の様にして、「糠は糠を呼ぶ」方式で、白米に残る白糠を吸着しています。決して水で洗っている訳ではないんですね。
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