味醂の力
昨日、久々に「肉じゃが」を作りました。
肉じゃがは簡単な料理ですが、煮崩れるのでちょっと嫌いです。
色んなレシピを見ても、「味醂を入れると煮崩れません」とか「落し蓋をすれば煮崩れません」とか書いてありますけど、一度として煮崩れなかった事はありませんでした。
で、ふと思ったんですが、スーパーで売っている「みりん」って、「味醂風味」であって味醂ではありませんよね。
「そういえば、一度も本物の味醂を使ったことないな」
と思って、買ってみることにしました。出来るだけ実店舗で買いたかったので、酒屋行きましたが「味醂風味」しか売ってない。
しかも、スーパーより割高。何軒か回れば置いてある店もあったのでしょうが、めくどう臭くなって、結局ネットで買いました。
本物の味醂とは
一般の日本酒と同じ醸造酒です。違う所は、もち米から造られるところで、アルコール度数も14～15パーセントですから、日本酒とほぼ同じ、結構強いお酒なんですね。
調味料の印象が強い味醂ですけど、元は、飲料用として造られたものだそうです。（日本酒も調味料として使われますけど）
今でも、お酒として愛飲されてる方も多いらしいですし「お屠蘇」造りに本味醂が使われることがありますね。（「屠蘇散」という六種の漢方薬をお酒に浸して造ります）
炭酸で割って飲まれる方が多いと聞いたので、やってみましたが、味醂は独特の甘味があるので、私はちょっと好みに合いませんでした。
醤油・砂糖・日本酒・味醂
これらが、全て「1対1対1対1」なのが、黄金比らしいので、その通りに「肉じゃが」を作ってみました。
本当に煮崩れない
僅か「大匙1」なので不安でしたが、本当に煮崩れませんでした。
「おおっ、凄い」ってなもんで、今まで、カレーやシチューのジャガイモなんて、ルーを入れてトロミが出たところで、ジャガイモを入れ、かき混ぜながら沸騰させてから30分、保温鍋に入れて煮崩れを抑えていましたが、これなら普通につくれそうですね。
味醂は甘いので、カレーとかは微妙かも？ クリームシチューも、クリームの分離とかありそうな気もします。
しかし、ローストビーフとか照り焼きとか、幅広い料理に使える傑作調味料なので、色々やっとみたいと思います。
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