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松本零士さん逝く

宇宙軍艦「武蔵」

なんか、訃報ばかり記事にしますが
さすがに、松本零士漫画を「リアルタイムで読んでいた」世代としては、取り上げないわけには行きません。
松本零士先生といえば、世間的には「銀河鉄道999」か「宇宙戦艦ヤマト」なんかが有名ですが、私個人は第二次大戦を舞台にした「ザ・コックピット」とか「ワダチ」「男おいどん」が好きでした。「宇宙戦艦ヤマト」はドンピシャ世代だったので見てましたけど、松本零士先生的には、色々あって、思い入れとしてちょっと微妙な作品だと聞いた事があります。
ラジオ「オールナイト・ニッポン」でテレビと同じ声優を使ってのドラマ。「宇宙戦艦ヤマト」を放送した事がありましたが、松本零士先生も局に呼ばれていて「私はここに来たくなかった」と不機嫌に言われていた事をよく覚えています。プロデューサーの西崎義展氏との不仲は、「ヤマト」隆盛期から騒がれていましたね。
私の父もパイロット
松本零士さんのお父様は、戦争中、陸軍のパイロットだったそうで、敵機に対して機銃射撃をためらった事があるというお話をされていました。
私の父は海軍のパイロットで、空戦中に敵パイロットと目と目が合った事があって、その時は、お互い「ブレイク」という感じで離れたそうです。
訃報伝えたアナウンサー
作品紹介で「男いどん」と発音したのが気になりました。
うっかりでしょうけど、アクセントがおかしい。
そういえば、「姫路」って関東の方は「ひじ」と発音しますが、標準語の「アクセント辞典」によるとフラットに「ひめじ」と言うのが正しいそうです。
因みに、似た音に「しめじ」がありますが、こちらは「しめじ」でも「しじ」でも正しいんだそうです。
発音と松本、福岡繋がりで
松本清張原作のテレビドラマの中で、山口弁の「つばえな」を「ふざけるな」という意味として紹介していました。
「つばえな」
広島でも使う言葉です。「つばえる」の否定的命令形という感じですかね。
「つばえる」とは「ふざける」…でも、まあ、間違いはないのですが、ニュアンス的には「じゃれあう」という意味合いが強いでしょう。ですから「つばえな」とは「じゃれ合うのを止めなさい」というニュアンスになって、「なめた真似をするな」とか、喧嘩の「ふざけるな」とは、大部違います。
因みに、松本清張さんは、公式的には「福岡県小倉生まれ」となって居りますが、ご自身は「本当は広島生まれなんだよね。父親が出生届を提出してなくて、小倉時代に出したから」とおっしっております。ご両親が広島で知り合って結婚、清張さんが就学する際に、出生届のない「私生児」扱いだった事を知ります。
松本零士漫画は海外でも人気。な事は、いまさら言うまでもありませんが、フランスで「芸術文化勲章シュヴァリエ」なる物を受章してるなんて、日本人としてはなかなか誇りに思います。
松本零士先生のご冥福を…以下同文。
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