「テレビ版スーパーマン」
大掃除…でも無いんですが、古いDVDの棚を整理していますと、タイトルのプリントされていない白いDVDディスクが何枚か出てきました。
「あれ? これ何だっけ?」
再生してみると、「テレビドラマ版スーパーマン」。
画角はブラウン管時代の4:3だから、両端が黒く欠けてます。
物語回数は既に三桁の大台で、クラーク・ケントの正体はスーパーマンである事が、同僚の女性新聞記者ロイス・レインにバレていて、二人は夫婦に成っている。
嫁のロイスは結婚してからも、夫がスーパーマンである事を良い事に、無暗に、危ない事件に首を突っ込んでは、悪者に追われています。
悪者に追い詰められるロイス。
「スーパーマーン助けて~、助けてスーパーマーン」
その頃…スーパーマンは、どこぞの鉱山で転落しかけた巨大ブルトーザーを、必死の形相で支えて居ますが、スーパーマンなので、助けを呼ぶ嫁の声が聞こえます。
なんとかブルトーザーを平地に下すと、現場の人々が、
「お疲れ様でーす。こちらに茶菓子を用意しておりますので、どうぞ、どうぞ…それとも、もう、こっち(酒)?」←このシーンは私の創作。
みたいに、接待しようとしますが、スーパーマンは、
「いえいえ、お構いなく。先を急ぎますので失礼します」
かあちゃんのもとへ急ぎます。しかし、途中にも困っている人々が居て、
「あ、スーパーマンだ! おーい、スーパーマーン、スーパーマーン助けて!」
気軽に呼びつけます。
(あー、もう、かあちゃん助けなきゃなんないのにぃ)
と思いつつも、人が良いスーパーマンは、スーパーマンだから助けない訳には行かない。
チャッチャッと片づけて、妻のもとへ向かおうとすると、また、途中で、
「おーい、スーパーマーン。助けて」
という輩が居る。
観ていると、
「こいつら、自己解決力ゼロだな」
そもそも、自分たちで、なんとかしようとする気持ちが感じられません。
そんな事がありながらも、嫁のもとへ駆けつけ、ギリギリの所で悪者を退治するスーパーマン。
しかし、嫁のロイスは、
「どーして、直ぐに来てくれないの⁉ いつもそう! 私は二の次、三の次! もう知らない!」
荒れる事、荒れる事。
「そんな事、言ったってロイス…」
取りなそうとするスーパーマン。ピッチピチの青タイツに赤マントという、冷静に見ると、かなり変わった格好をしているだけに、ロイスに追いすがる姿が痛々しい。
「あーあ、スーパーマンなんて辞めちゃおうかなぁ」
家庭と仕事の板挟みに悩む、クラーク・ケントに、別の意味で涙したくなりました。
「絶対、劇場版よりこっちの方が面白い」
久々に観ると、楽しかったですね。みなさんも、機会があればテレビドラマ版「結婚してからのスーパーマン」を観てみてください。お勧めです。
でも、日本もアメリカも、家庭内の問題って似てますね。まるでアメコミ版「渡る世間は鬼ばかり」を観てるようでした。
「呼んだらすぐ来い!」的なロイスの態度もどうかと思いますけどね。DVに近い。
エンディングロールを観ながら、
「これ、脚本・橋田寿賀子って事ないよね?」
と思う位、渡る世間な内容でした。
所で
次の動画は「スーパーマン」と「スターウォーズ」のテーマソングなんですが、聞き比べてみると大変良く似ています。
www.youtube.com
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「あれ? これ、盗作なんじゃないの?」
なんて思っておりましたら、どちらも同じ作曲家なので問題ないんだそうです。
に、しても、違う映画なのに似たテーマソングもどうなんでしょうね?
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