青のＳＰ(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-＃02
一話完結だと、どうしても、お話がサスペンス系になってしまいますが、でも、こういうお話の方が、個人的には好きです。
子供可愛さに、学校に乗り込んでくる、所謂「モンスターペアレント」。あそこまで、極端な人は滅多に居ないとは思いますが、まあ、現実、居たりするみたいですね。
教師免許がないのに、教員をやっていたと言う例も、過去には実際にあったようです。
でも、教員が産休をとったりするのは、私が子供の頃からありました。産休補助教員が来たこともありましたし、あんな身勝手に「受験を控えた三年生の担任が、妊娠なんて非常識な」というような保護者とか、本当に居るですかね?
「一体どっちが非常識なんだか」という感じですが、いや、まあ、世の中広いですから、居ないとも言えないでしょう。
【もう、大昔の事だから】
私が、中学三年生の時、夏休みが明けて直ぐ「技術家庭科」の先生が、急に、転任という事がありました。残暑厳しい九月上旬、校庭で朝礼が開かれ、
「О本先生が転任される事になりました」
と、校長先生が言い、促されて、О本先生は朝礼台に上がります。大学を出てまだ何年も経っていない、若い男性教員で、二年生の時は私のクラス担任でもありました。
「えへへっ」朝礼台に上がった先生は、照れくさそうに笑い「急なことなんですが、一身上の都合で転任する事になりました」と言います。
時期的におかしいので、生徒たちは、ちょっとザワついたのですが、それから数日後、訳知りの女子から聞いた話によると、夏休み中に、担任しているクラスの女子生徒と、デートしていた事がバレて転任させられた。と聞きました。
私ら男子は、今で言えば「土佐兄弟」のコントみたいに、
「えっ? マジ? マジО本、自分のクラスの女子とやってんの? ひくわー」
なんて言ってましたね。
実際「わいせつな行為」をしたのか「みだらな行為」まで行ったのかは、分かりませんが、教え子に手を着けた事が原因で転任となりました。一説には、転任と言いながら懲戒免職だったのではないか? ともうわさされていました。
О本先生は、当時流行りのセミロングな髪型をしていて、生徒と年も近いので、妙に「熱血先生」を演じていらっしゃいましたが、男子生徒からは余り人気のない先生でした。
【男子から意外に人気のあった先生】
理科を担当していた「U野」先生でした。年齢は当時、三十代前半位だったでしょう。やせ型で、髪の毛は七三分け、眼鏡を掛けている先生でした。
クチをすぼめて話すのが癖で、ちょっと「カマキリ」をイメージしてしまう先生です。先生は組合にも所属せず、どんな事情があるのか、ずっと同じ中学で先生をしておりました。
普通、公立の教員は定期的に転任があり、よほどの理由がない限り、同じ学校に勤める事はないと聞きますが、私の兄たちの代から居た先生です。
「生徒に何かを強要するなら、先ず、教師から模範を示さなければならない」
という、先生で、髪型の七三も「生徒に強要しながら、教師がロン毛では示しがつかない」という考えからでした。大人になった今、それが正しいかどうかは分かりませんが、当時の男子からは「U野のいう事には筋が通ってる」と、結構人気で、注意されると、割合素直に従ったものです。前述のО本先生などは、女子に人気はあっても、男子からは「言う事と、やる事が違う」と不人気で、実際、教え子に手を付けたので不人気に拍車がかかりました。
【再びドラマの話】
まあ、学校内で、大きな事件があって、それを探りに「嶋田隆平」(藤原竜也さん)はスクールポリスに成ったんだと思いますが、次回も楽しみです。
ドラマ「おいしい給食」で「藤井マコ」を演じた「豊嶋花」さんが、生徒の中に居たのを発見した時は、妙にコーフンしました。…いや、変な意味でなくてですよ(^^ゞ(人の顔覚えるのは得意なので)
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