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袴田事件無罪確定に思う事

冤罪もまた犯罪です

検事総長「判決は到底承服できないものであるが…」

要するに、検察側としては、「袴田さんの有罪を信じている」と言い張りつつ「控訴を断念」しているとう事は、内心で「事実誤認」や「証拠の捏造があったのではないか」と認めている訳でもありまね。
もし、心底「捜査は正当なもので、証拠も信用に値する」のであれば、断念などせず控訴すれば良いだけの事です。
「袴田さんが長年、法的地位が不安定な状況に置かれてきた事情を考慮し、控訴を断念」
なんのこっちゃ…いずれにせよ、控訴を断念したのなら、無罪・無実を認めた事ですし、袴田さんに謝りなさい。とは思います。
会見した検事総長。事件の有った1966年当時、まだ四歳位で、直接の責任はないかもしれませんけど、間違いは間違いとして謝るべきだったでしょう。58年も死刑の恐怖と闘わせたんですしね。
しかし、こうした「検察側の意地」という物は大変恐ろしいものです。
「真実」「事実」なんてどうでもよく、「検察、警察は間違いを認めてはならない」「こいつが犯人でなくてはならない」という問題にすり替わっている感じが、実に恐いです。
これも、人間ならでは暴走だと思うんでが、これからは、上手にAI等を取り入れて、冤罪の無い捜査、裁判をしてほしいものですね。

日本の裁判でも一部AI導入

人間だけだと、情報抜けが生じたり、矛盾が生じてもスルーされるケースを防ぐため、日本でも一部裁判にAIが導入され始めたそうです。

昭和の名刑事・平塚八兵衛さん

「捜査は、納得行くまで徹底的にやれ」
いい加減な捜査は、犯人を取り逃がしてしまうだけでなく、冤罪に繋がる事にもなる。
それが、八兵衛さんの考えだったようです。
実際に、八兵衛さんが継続捜査した「吉展ちゃん誘拐殺人事件」では、再捜査するうちに、前任刑事たちの、詰めの甘さ、いい加減な捜査が浮き彫りにされて行きます。
担当した刑事が盆暗であった事も確かですが、陣頭指揮を執る、所謂「デカ長」等が捜査の途中で「そっちはもういい」などと、中断させたりする事がいけないそうです。
「刑事は、一度捜査を始めたら、お偉いさんのいう事を聞いてはならない」
ちょっと、正確ではありませんが、「あっちへ行け」「そっちはもういい」「帰ってこい」等の命令を聴いていたら、捜査なんて出来ない。という事の様です。
「吉展ちゃん誘拐殺人事件」の継続捜査中も、「そっちはもう良いから、帰って来て、容疑者の取り調べをやってくれ、身柄が群馬刑務所から移送されてきた」という、上司からの電話に対して、「まだ、十分な捜査が出来てない」として、帰京を拒否しています。
納得行くまでの捜査は、時として、目を付けていた容疑者の無罪を証明する事にもなりますが、それは、それで悪いことでは有りません。
平塚八兵衛さんだって、完全無欠な刑事さんだった訳ではないでしょう。しかし、「いい加減な捜査はしない」という心構えは、尊敬に値すると思います。

余談ですが

帝銀事件」(1948年。12名の行員が毒殺された強盗事件)で、証拠品のひとつ「名刺」を捜査する「名刺班」として参加していた八兵衛さんは、犯人と目されるテンペラ画家を逮捕。東京までの移送にも参加します。一部ネット情報では「平塚八兵衛らによる厳しい取り調べに、容疑者は自供を強要された」と書いてあったりしますが、当時、まだ一介の若手刑事だった八兵衛さんは、取り調べには、一切参加しておりませんでした。
www3.nhk.or.jp
news.yahoo.co.jp
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