犬ってやっぱカワイイ
変に猫に好かれる事もある私ですが、犬と猫、どっちが好き? と聞かれれば、
「やっぱり犬」
の方です。
子供の頃。中学生頃までですが、我が家は犬を飼っていました。
犬種も色々で、覚えている最初の犬種は日本スピッツで名前が「ロン」、次の犬種は分かりませんがフワフワした毛をした犬で「リーチ」…嘘です。「モコ」と言いました。
「モコ」の場合は、悲しい亡くなり方をしました。庭先で痙攣を起こして倒れている所を父が発見し、病院に連れて行ったのですが「マムシに咬まれてる」という事で、もはや手遅れで亡くなりました。田舎ですし、多分、庭の隅でマムシと遭遇して咬まれたんでしょう。どちらかと言えば、小さな犬でしたから、毒の回りも早かったようです。
先日、ある教養番組を観ていると、犬と人間についてやっておりました。
人間を介護出来る動物って、基本「犬」だけなんだそうです。
番組では、面白い実験をしておりました。
伏せたカップを二つ用意し、犬に見えない様に、片方にキャンディーを入れる。
「こっちに入ってるよ」と、指さしすると、指された方を開ける犬。
次に、同じ状態で、目線だけで、入ってる方を教えると、また、ちゃんと視線の向いた方のカップを開ける。
「指差したんだから、当たり前じゃん」「見た方を開けて、当たり前じゃん」
と思ってしまいますが、実はこれ、人間と犬にしか出来ない行動なんだそうです。
人間と犬だけが、指差し、視線というシグナルを理解出来る。犬より知能の高い、猿やチンパンジーでさえ、基本出来ない。
人間に一番近いと言われるチンパンジーは、訓練すれば、意味を理解して、同じ行動を取れるようにはなるが、犬の様に、人の心を察して判断出来ている訳ではないそうです。
この「察する」という能力のお陰で、盲導犬などの介助犬が誕生したわけですね。
昔、別の番組でも見た事あるのですが、人間の目は、傍から見ても、白目部分が見えますね。これは、他者に視線の向きが分かる訳ですが、人間はこれを利用? というか、このように進化してコミュニケーションを取るようになったそうです。
日本ではよく「目が笑ってる」とか「笑ってない」という言い方をしますが、これは、進化として正しいんだそうで、人間は目で笑うのが本筋らしいです。
逆に欧米文化圏では、口元で笑顔います。
そう思ってみると、確かに欧米起源の「スマイルマーク」は、目元は普通で、クチが笑っていますね。日本の絵文字は目が笑っています。
欧米の笑顔のポイントは口元なので、目で笑う日本人は、笑顔が下手だと言われていました。
まあ、それはともかく、犬(狼も)も人間と同じく、傍目に白目が見えて、これを利用して、仲間同士のコミュニケーションを取っているんだそうです。同時に、家族意識も強いらしく、飼い犬は「飼い主と家族なんだ」と思っているんだそうです。だから、愛おしく思えて仕方ないんでしょうね~。
人間と犬は、遺伝子的には遠いのですが、コミュニケーション能力など察する能力が、似てきています。
これを「収斂進化」というそうです。「しゅうれん」というから修練で進化したのかと思いました。
収斂進化:系統が異なる生物が同じ環境に住むことで身体や能力が似た進化を遂げる現象
犬はあなたをこう見ている: 最新の動物行動学でわかる犬の心理 (河出文庫)
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