犬ってやっぱかわいい #犬 #牛 #羊 #動物

恩知らずな動物たち

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犬ってやっぱかわいい

あるテレビ番組で取り上げられていた動画
お話はイギリス。若者三人が廃墟となった、何某かの施設に動画撮影の為に、無断侵入します。
撮影を開始すると、野犬と思われる一頭が現れます。
「襲われる」
三人の若者は緊張しますが、犬は、来たみちを少し戻っては、若者たちを振り返る行動を繰り返します。
「何か誘っているみたいだな」
という訳で、三人が犬についてゆくと、排水路の鉄格子にハマって抜け出せなくなった犬が居ます。
他の二頭の犬が付き添っていましたが、どうやら、三人の前に現れた犬は、「あ、人が来た。人なら、この鉄格子をどけられる」と判断して、彼等を導いたようです。
若者たちが犬を助けてやると、彼等を呼びに来た犬は、まるでお礼を言っているかのように尻尾振って居ました。
「犬ってやっぱりかわいいな」と思わされた動画です。
でも、多分、捨てられた犬たちだと思います。人に飼われていた経験があるのでしょう。
牛の場合
別番組でしたが、今度は、放し飼いの牛。木の又に、頭が挟まって抜けられなくなって難儀していました。
そこに、若者二人が現れ(撮影者を入れれば多分三人)、木の又を両方から引っ張ってやります。
木の又は広がって、牛の頭は抜けますが、抜けると同時に、牛は若者の一人に「ボーン」と頭突きをかまして逃走。
思わず。
「恩知らず」
と笑ってしまった動画でした。

ヨーロッパらしき、どこかの農村。農道脇に、深さ二、三メートルもありそうな、狭い溝が続いています。
溝の中に、モワモワっとした羊が、宙ぶらりんにハマって居て、抜け出せなくなっている。
農家の家族が、引っ張り出して助けてやりますが、助け出された途端。羊は、振り返る事も無く、溝の左側を猛ダッシュして、逃走。二十メートルほど走って、溝の右側にジャンプしようとして、また溝にハマっている動画で、笑ってしまいました。
廃墟の犬だって
牛や羊と違って、犬は、「群れ」として、人間と同じ進化をして来た。と考えられています。ですから、察する能力に長けているそうですが、そんな犬でも、人間から酷い虐待を受けて育てば、人間不信にはなってしまうでしょう。廃墟の犬たちも、多分「捨てられる」という酷い仕打ちを受けたのでしょうけど、まだ、人を信じている感じが切ないですね。
捨てられるで思い出した事
ロシアがまだソビエト連邦ソ連」と呼ばれていた頃。樺太・大泊とか、ナホトカ辺りから北海道へ就航する船がありました。まあ、多分今も有るでしょう。
ソビエト船の乗組員たちは、よく犬を連れていたそうです。
そして、上陸して犬を置き去りにして帰る事が頻発。要するに、北海道に犬を捨てている訳ですが、北海道と政府は、この捨て犬による「狂犬病」を警戒していました。
ところが
警戒した狂犬病の発症例は認められず、代わりに、それまで日本には居なかった「エキノコックス寄生虫」が発見されます。
ソ連人による捨て犬のせい、とは言い切れないのかも? 知れませんが、他に、北海道への侵入経路は見つかって居ません。
恩知らずの想い出
ほんの数年前。宅配のブラックキャッツ時代。配達先のマンションでの事です。
メゾネット型マンションで、在宅率は、まあ、五割という「I」さんというお宅。
ここの、大奥さんは、冬には温かいドリンク、夏には冷たいドリンクをくれる方でした。
七月の暑い季節の事です。配達の荷物を持って、「I」さん宅に伺うと、お宅の廊下側の窓に、何か窓干しでもしていたのか、黒い布が「シュッ」と引き込まれるのが見えました。
「あ、御在宅だな」
と思って、チャイムを鳴らしますが、出て来られる気配がない。代わりに、このお宅で飼われている、モフモフしたチワワ犬のけたたましい鳴き声がします。訪問時にここの犬が吠えるのは毎度の事ですが、いつになく、必死な感じなので、少し心配になりました。
失礼とは思いつつ、何か事件かも知れないと思って、黒い布の引き込まれた窓。その細い隙間から覗いてみると、カラスが入り込んでいてチワワのドッグフードを食っている。
黒い布と思ったのは、多分カラスの尻尾だったんでしょう。
チワワからするとカラスは相当大きい。及び腰ながら、チワワは必死に「ヒャン! ヒャン!」威嚇していましたが、カラスは「あんまりうるせーと、てめぇも食っちまうぞ」みたいな態度で舐め切っている。
しかし、その光景も一瞬の事で、覗いた私が「あっ」と思うと、カラスは「わっ、出口を塞がれた」みたいな感じで、その場飛びにポーンとジャンプすると、私の頭の高さを超えて、細く開けてあった窓から「ブワッ」と翼を広げて逃げて行ってしまいました。
至近距離で観るカラスって、相当デカく、私も思わず「うわっ」と身を伏せた位でした。
夏、暑いので、飼い主さんは、出掛ける時、換気も兼ねて細く窓を開けていたのでしょう。そこから、カラスが侵入したようでした。
それから一年経った夏の事
「I」さん宅に配達に行くと、大奥さんに抱かれて出てきた、あのチワワ犬が牙を剝いて私を威嚇してきました。それを見ながら、内心「この野郎。一年前は命の恩人だったかも知れないのに、この恩知らず」と思っていましたけど、犬にも恩知らずは居るものですね。まあ、あの時、「助かった」とは思ったかもしれませんが、「助けられた」とは思っていなかったのでしょう。
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