政治音痴の日本人を揶揄したコメディー　＃記憶にございません!　＃中井貴一　＃小池栄子　＃ディーン・フジオカ

記憶にございません!

政治音痴の日本人を揶揄した傑作コメディー

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【あらすじ】

男が目覚めると、そこは病院のベッドであった。自分が何者か思い出せない。分からないまま、病院を抜け出してしまい。定食屋のテレビを観て、自分が時の内閣総理大臣・黒田であると知る。
演説中に投石を頭に受けて記憶を無くしてしまったようだが、黒田は、暴言を吐きまくる、嫌われ者だった。
途方に暮れている所を、秘書官たちに助け出され、総理大臣官邸に連れ戻される黒田。
記憶喪失を隠し政務に当たるが、以前とは別人で好人物になっている事に、周囲も戸惑う。
マスコミにも受けがよくなり、政敵とも言える、幹事長を失脚させ。そしてアメリカ大統領の来日。日米首脳会談に臨むことになり「腹を割って話すことにより良い関係が築ける」的なハッピーエンドとなる。

【感想】

日本人の、お花畑的政治感覚を良く表している作品でした。
基本、コメディーなので、ありかな?　と思えますが、誠意をもって接すれば、相手も誠意で応えてくれる。それに期待している感覚が泣かせる。双方、国民の生活を背負った代表が、誠意だけでやり取り出来る。と思う人の多い、日本人を象徴しているようで、泣けてきた。
ほか、清潔感ばかりを追い求める、現代日本の風潮。拙速を必要とする場面でも、とにかく「話し合い」を求める風潮。何やっても、とにかくけなすマスコミ。これらを良く表していたように思います。
子育てヒロシ的評価=★★★+0.5