中禅寺湖、河口湖の水位下がる #雨 #湖 #中禅寺湖 #河口湖 #琵琶湖 #諏訪湖 #古代湖

湖の話


東京は今日も雨模様
今朝は、雨が降っていたので、自転車通勤の私は雨合羽姿で出かける事に致しました。
ヘルメットの下にレインキャップを被り、レインポンチョにレインパンツを履いて、レインブーツも履く、ここまでが、なかなかの一仕事。
それで、外に出てみると、一時的に雨は止んでいました。
「まあ、通勤中に降るだろう」
と思って、自転車を走らせましたら、結局、事務所まで雨は降りません。
午前中の事務仕事を済ませ、
「余り雨が降らないなら、巡回は自転車にしようかな」
結局濡れなかった雨具を纏めて、リュックのポケットに詰めて外に出ると、それを待っていたかのように雨が降ってまいりました。
なんだか、天気に弄られている気分です。

今春、雨の多い気がする関東ですが

日光の中禅寺湖富士五湖の河口湖等の水位は下がっているそうです。
原因は「雨不足」。
ニュースを聞いて、「ええーっ? 今年は、めっちゃ降ってると思うけどな」と思いましたけど、関東の雨は平野部だけ沢山降ってるんですかね? それとも、もっとドバーっと降らないと足りないものなんでしょうか? まあ、荒川や江戸川も、上流で雨が降って居れば、泥で濁った水が、結構な水量と勢いで流れてくるものですが、確かに今春、雨の日が多い割に、余り水量も上がらなければ、濁っても居ません。
湖の観光関係者は、「もっと纏まった雨が欲しい所です」と言っておりましたから、雨が多く感じても水不足なんですね。
なんとも、不思議なニュースでした。

【余談】良い子の理科「湖の話」

老化の諏訪湖と若返りの琵琶湖
世界の湖の殆どは、湖底に泥が堆積して行くもので、やがて湿地帯になり、そのうち草木が茂り始めて、最終的には森や草原になって行く運命です。
長野県の諏訪湖などは、湖として既に晩年を迎えていて、その最深部は七メートル程と浅く「湿地帯」に成る直前の状態といわれています。直前と言っても、何百年か先の話でしょうけどね。
寒冷地で水深が浅い。そのお陰で、湖は全面凍結しやすく、膨張した氷が押し合って、湖面に山脈状の亀裂の入る「渡り」という、珍しい現象が起きます。深夜に、湖面の氷が割れる音は遠くまで聞こえるそうで、昔の人は「神様が諏訪湖を渡られた音だ」と思ったんですね。そして、翌朝に諏訪湖を見ると、その証拠の様に割れた氷が山脈状に盛り上がっている。まあ、この自然現象も世界規模で、なかなかに珍しいそうです。最近では、地球温暖化の影響で、御神渡り現象の起きるほど全面凍結する事は少なくなっているそうですが、諏訪湖は湖として自然な年の取り方をしています。

御神渡り現象

琵琶湖

実は、世界有数の古代湖で、440万年前から存在しています。
シベリアのバイカル湖、アフリカのタンガーニカ湖に次ぐ、三番目に古い湖という説もありますし、七番目という説もあります。いずれにせよ、世界屈指の古い湖なんですが、琵琶湖は東西のプレートの圧迫で出来た「地面のたくれ」に水が溜まって出来た湖で、現在の比良山地の下に、岩盤が潜り込んでいて、比良山地の方もたくれあがっている状態です。
結果、毎年少しずつ湖底が沈み込んでいるため、土が堆積せず。湖としての若さを保ち続けている訳です。
タンガーニカ湖なども、地殻変動で湖が左右に引っ張られ続けている為に、湖としての若さを保っています。
琵琶湖は440万年前に、現在の三重県辺りに生まれ、ゆっくりと西に移動し、今の滋賀県に至ります。そして、数百万年後には、日本海と統合されると考えられています。
因みに、山形県の「大沼の浮嶋」も縦200メートル、幅50メートル、水深2.5メートルと、かなり小ぶりながら、琵琶湖同様、湖底がゆっくりと沈み込んでいるために、発見から1300年経った現在も土に埋もれる事もなく、沼として若さを維持しています。

沼と池と湖の違い

明確な区別はないそうです。ほぼ、気分で「これは沼だな」「これは池」「ここまで来たら湖だな」的に区別されているみたいです。因みに「湖沼」は法的には「河川」の扱なんだそうですが、河川の扱にしたからって、どういう意味があるんでしょうね。
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