【思い出話】初めての床屋
意外と温和しくしていた倅
倅が二歳半の時です。
それまで、床屋に連れい行った事が無かったので、床屋に連れてゆきました。
まだ経験が無いわけですから、温和しくしてくれるか心配でしたが、耳鼻科でも一人でお座りしますし、まあ、大丈夫でしょう。
という事で、前々から目を付けていた、子供でも、カットしてくれる床屋さんに連れて行きました。
お店のおねーさんが、
「いやー、三歳以下でこれだけ温和しくしてくれる子はいませんよ」
という位、温和しくしていた倅であります。
今迄は、私がバリカンでカットしてたんですが、ジッとなんがしてくれなかったんですけどね(^^ゞ
態度が余所行きでした。
で、段々と髪の毛が短くなってくる倅を見ておりますと、いつの間にか、ちょっと「お兄ちゃん」の風貌に成っていました。
髪の毛が短くなると、まん丸だった顔が、ちょっと面長になる。
床屋のおねーさんが、頭の後ろにハサミを入れるときのお話し。
「倅君、ちょっとお胸のゾウさん見ていてくれるかな～？」
（写真に少し映っている帽子を被ったゾウさん）
と言いました。
おねーさんとしては、うなじ、を伸ばして欲しいから、
「俯いてね」
という意味なのですが、
倅は、ちょっと困った顔し、目だけを「ググッ」と動かして、ゾウさんの絵を見ました。(^^ゞ
倅や、決して間違っては無いけどね…
おねーさんも、私も、思わず笑ってしまいましたが、倅にすると、おねーさんが、後頭部をカットしているから、俯いてはいけないと思ったらしいです。
「気を使ってくれたの? ありかどうね。ここを伸ばしてくれる?」
促されて、首筋を伸ばす倅でありました。
特に、どうという事も無く、初の床屋体験は終わったのですが、この事が、あってからでしょうか?
倅は「床屋さんは疲れる」というので、私がカットするようになりました。現在でも、バリカンを駆使して、私が倅の髪をカットしています。
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