日本人の反射行動 #外来 #SDGs #マゾ

日本人の反射行動

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先日、「池上彰」さんの解説番組を観ておりましたら「SDGs」(持続可能な開発目標)について取り上げていました。
貧困や格差、気候、ジェンダー平等、健康や水道インフラ等について、各国が取り組もうする17の目標の事です。日本やイギリス、インドは比較的意識が高く、米、中、韓、露、南ア、等は「SDGs」の言葉すら知らないという人も多い。その「達成度」も、英国17位、日本18位で、インドは、意識が高い割りに120位という内容でした。因みに1位はフィンランド、2位スウェーデンで、10位まではヨーロッパ勢が占めています。
日本人の意識の高さと、達成度も比較的に高い事は、大変喜ばしい事です。
しかし、私の関心を惹いたのは、若い女性タレントの言った「こういうのって、世界から日本に来ていると思っていたので、スッゴク意外でした」という言葉でした。
二十代の若者でも、未だ、「物事は、いつも海外からやって来るものだ」と、何の気なしながら思っている事に、驚きました。
「文物」の全ては、外国からやって来るモノ。と思っている日本人
敗戦後教育のせいもあるでしょうけど、日本人って「自己啓発」とか、「発明」、「発見」等は、自力で出来ない。と思いこまされている傾向はあります。
いつも、外圧によって考えが決まったり、取り入れて、同じものを作る。ろくな考察もなしに、そんな風に思っている傾向は強いですね。
日本と外国に同じものがあれば、外国の方が先に違いない。
ある、日本の食物学者さん。中国の四川省の食生活を調べている時の事。四川省は気候的に稲の育たない地域なので、代わりに大豆を沢山食べるそうです。
大豆料理の種類も沢山あって、その中に「納豆」がありました。これを見た食物学者さんは、咄嗟に「あ、納豆も、中国から渡って来たんだ」と思ったそうです。
しかし、所謂「糸引き納豆」は、日本では、稲穂に沢山住み着いている納豆菌と、煮豆の結びつきで生まれたものです。稲の育たない四川省では、納豆菌に結び付きにくい気もします。勿論、だからと言って四川省で納豆が生まれた可能性を完全には否定できません。
しかし、稲藁で煮豆を包んだ為に納豆菌を発見した、日本発祥説の方が、説得力はありますね。学者さんはなんの裏付けも無しに「中国にも納豆があった、だから納豆も中国伝来だ」と単純に判断しています。近代になって、物流が発達し日本の納豆菌が、四川省に伝わった可能性の方が高いのではないか? と、私個人は思うんですけどね。
この辺の、安直さ、日本人による日本人矮小化は、私個人としては大変悲しく思います。
日本人は誇りや自信を持つと戦争をする
「本当?」と思われる世代の方も居られるかもしれません。でも、私が子供の頃、こういう考え方を押し付ける大人は居ました。
その洗脳教育の甲斐あってか、経済発展の著しい時代になっても、日本人は日本人を矮小評価し、卑下し続けていますね。テレビやラジオで、外国人が、どう見ても、日本の経済発展に嫉妬した差別発言をしても、「うん、うん」頷いている気持ち悪い光景は確かにありました。
反論すれば、トラブルになる。トラブルを避けたがる日本人の性格にもよるかもしれませんが、現在も、かつて程ではないにせよ、「日本人最低論」は横行している気はします。
SDGs
池上さんとは違う番組、違う局でも、SDGsを取り上げていましたが、日本より「達成度」の高いヨーロッパ諸国だけと比較して、「日本ってやっぱり遅れてるんですね」みたいな事を言っているタレントさんが居て…まあ、言わされているんてだしょうけど、ちょっと苦笑してしまいました。
でも、一方で、こうした、「日本人最低論」のお陰で、日本人は焦って努力して来たのかも知れませんから、一概に悪い事ではないのかも知れないですね。
日本人はマゾ民族だからこそ、頑張ってこれたのかも知れません。
ただ、やっぱり、日本人による、日本人矮小化発言は聞いていて、不愉快ではあります。
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