「壬生義士伝」新選組最強の剣士 #新選組 #中井貴一 #佐藤浩市 #夏川結衣 #中谷美紀 #服部武夫

壬生義士伝

監督/滝田洋二郎
出演/中井貴一佐藤浩市夏川結衣中谷美紀 ほか
子育てヒロシ的評価=★★★+0.5

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吉村貫一郎北辰一刀流の免許皆伝の腕前だった

新選組最強の剣士

作品の宣伝文句ではそう言われていますが、私的には、やっぱり沖田総司服部武雄だったと思いたい。
勿論、吉村貫一郎は実在して、入隊後、諸士取扱役・監察になり、撃剣の師範役でもありましたから、腕前は、沖田総司服部武雄に劣るとは思えませんけど…

【あらすじ】

岩手・盛岡藩士だった吉村貫一郎は貧しい平侍の身分から、家族を養う為に脱藩。
京に上り、新選組隊士となり、盛岡に残した家族の為に、せっせと吝嗇りんしょくに努め、送金する。守銭奴の様に思われる吉村貫一郎だが、伊東甲子太郎御陵衛士ごりょうえじとして分派した時も、新選組を裏切らず、黙々と隊務をこなし、「鳥羽伏見の戦い」で瀕死の重傷を受けた後、武士道を貫いて、古巣の盛岡藩の一室を借りて切腹をして行く。

【ヒロシのいちゃもん】

映画で、吉村貫一郎は「池田屋の変」に参加していますが、吉村貫一郎伊東甲子太郎の入隊は「池田屋の変」の後でした。
「油の小路の決闘」では、御陵衛士ごりょうえじが、ちょっと情けない連中の様に描かれているのも、個人的には不満の残るところでした。
しかし、どういう、作品に仕上げるかは監督さんの自由です。
出演されている俳優さん達は、好きな俳優さん達ばかりなのですが、映画としてはイマイチな感じに思いました。(あくまでも個人的に)
もともと、美人な方ですが、夏川結衣さんが、妙に可愛らしく描かれていたのは、ちょっと…ビックリでした。
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【燃えよ剣 上・下巻】 #司馬遼太郎 #土方歳三 #新選組 #燃えよ剣

燃えよ剣 上・下巻】司馬遼太郎 著

子育てヒロシ的評価=基本★★★★★

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ブルース・リー主演「Enter the Drago」の邦題を考えた、日本の配給会社の担当者が司馬遼太郎先生の「燃えよ剣」をリスペクトし(最近ではオマージュって言わんと、いけんのかな?)「燃えよドラゴン」と名付けた程に、影響を与えた秀作。

【あらすじ】

文久年間。無法化した京洛の治安を守るために結成された新選組
土方歳三はその卓抜した組織作りの才能で、局長・近藤勇を持ち上げつつ、冬霜の様な厳しい隊律を以て、新選組を最強の剣術集団に仕上げてゆく。「池田屋騒動」で新選組は名を上げ「禁門の変」でその存在はピークに達する…
大政奉還」を経て、鳥羽伏見の戦いから函館戦争(蝦夷共和国)と幕府に付き従い、新選組創生から滅亡まで土方歳三の生涯を描く。

【こぼれ話】

土方歳三は「オーガナイザー組織者・まとめ役」としては、卓抜した才能があったと思います。司馬遼太郎先生の別作品の中でも、戦国の世であれば、近隣四方を切り取って大大名になったであろう。と言わしめています。
新選組の執政・土方歳三が布いた局中法度は、籠城タイプのルールでした。
籠城タイプと言うと、消極的なイメージがあるかもしれませんが、逃げ出す事をゆるさず、鉄の掟で縛り付けなければ、籠城で戦い抜くことは難しかったと言われています。
中国の思想家「墨子」は、非戦を思想の軸にし、籠城戦の専門集団でしたが、攻め手より厳しい掟を城内に敷いていました。土方歳三は攻撃部隊とも言える、新選組に、籠城戦の厳しさでもって、締めています。

局中法度
一、士道ニ背キ間敷事
一、局ヲ脱スルヲ不許
一、勝手ニ金策致不可
一、勝手ニ訴訟取扱不可
一、私ノ闘争ヲ不許
右条々相背候者切腹申付ベク候也

(実際の法度は、世に知られているモノとは少し違うという説もあります)

有名な、局中法度ですが、よく考えられています。大抵は「士道ニ背キ間敷事」で、隊士を粛清できました。しかし、こうした冬霜のような「掟」は長期に渡った戦闘には不向きでした。
隊士は、苦しさから必ず、逃げ道を探すようになり、内部分裂(伊東甲子太郎 等)も生れやすくなります。新選組も京都に駐屯している間は、掟が機能していましたが、鳥羽伏見の戦いで、大量の脱走者を出すようになります。
そのため、新選組は、敵よりも粛清した同志の数の方が多かったといわれています。それでも、数年もの間、掟を機能させたのは、やはり土方歳三という人物は只者ではなかったのでしょう。

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函館・五稜郭

映画「ラスト・サムライ」は、西南戦争をひとつの舞台にし、函館戦争に参加したフランス軍人「アンドレ・カズヌーヴ」をモデルに作られた作品だそうです。

【本の紹介】

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ゼロからつくる科学文明 タイムトラベラーのためのサバイバルガイド [ ライアン・ノース ] #ゼロからつくる科学文明 #科学文明 #絶対おすすめ

ゼロからつくる科学文明 タイムトラベラーのためのサバイバルガイド


これは、文句なしに面白いです。読む前は「ちょっと値段的に高いかな?」と思いましたが、読んでゆく内に「これは…お安いかも?」という感じです。ネタバレさせるとマズいので、詳しくは書けませんが、文明の成り立ちと言いますか…読めば納得な一冊です。
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闘魚

「孫子」厚さ8ミリの本 #孫子 #兵書 #岩波書店

孫子」厚さ8ミリの本(岩波書店版) わずか十三篇の兵書

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孫子

孫子の兵法」に関する本は、意外に沢山でています。結構分厚い本が多いですが、殆どは、無理やりに水増しした内容になっています。
岩波書店版は、ちょっと読みづらく感じる人も多いでしょうが、余計な解説が少ないので返って理解しやすく感じました。
岩波版も「漢文」「古文的な読み方」に「注釈」。そして「現代語での読み方」に分かれていているので、実質2ミリ弱、34頁程度の本なので、直ぐ読めます。

孫子」紀元前500年頃に書かれた「兵書」

頭ごなしに「古い」という人も居ますが、読んでみると面白いです。
私がこの本を読んで感じたのは、
「現代の戦争も、基本やり方は変わっていないんだな」
というものでした。
確かに、現代では、航空機があり射程の長いミサイル等、孫子の時代にない武器がありますが、戦争の根本原理は一切変わっていない。と思わされました。
特に、
「戦争とは、国の大事であるから、良く良く考えて起こさなければならない」
「巧遅拙速」
=巧妙でも遅いよりは、稚拙であっても速く行動を起こした方が良い。(スクランブル発進等)
「用間」=ジェームスボンドの様な諜報員だけでなく、相手国内部に同調者を作りだす(同調者本人に間諜の自覚無)、内通者を作りだせ…等。
現代の戦争と変わらない内容がかかれています。
孫子」は岩波がお薦め。安いが、私が買った頃の倍の値段になっている。

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【因みに】

孫子」とは、軍の有り方。軍をどのように運用するか? 敵国を崩すにはどうするか? 等の、戦術・戦略に関する「兵書」なので、戦争そのものがどうして起きるか? という本ではありません。

【内容】

①始計篇 - 戦争決断に考慮すべき事柄・準備。
②作戦篇 - 戦争の準備計画について。
③謀攻篇 - 戦わずして、勝利を収める方法。
④形 篇 - 軍の態勢について。
⑤兵勢篇 - 戦いの勢いについ。
⑥虚実篇 - 戦争において主導性を発揮する。
⑦軍争篇 - 機先をいかにして制するか。
⑧九変篇 - 臨機応変の戦術9つ。
⑨行軍篇 - 行軍について。
⑩地形篇 - 地形に応じた戦術を説く。
⑪九地篇 - 9つの地勢について、その戦術を説く。
⑫火攻篇 - 火攻め戦術。
⑬用間篇 - 間諜・スパイ。敵情偵察の重要性を説く。

【こぼれ話】

孫子」その目録から、全三十二編とされている。世に出ている孫子は十三篇のみ。
80年頃に残りの十九編の竹簡が見つかった事がニュースになり、現代語訳が急がれた。
未だ現代語訳された本は出版されておらず、内容も発表されていない。
残り十九編には、戦いにより、世が平定された後。支配者は必要なくなり、民衆主導の世の中の有り方を書き表している。という噂がささやかれた。本当の内容はわからないが、早く読んでみたい。
【こっちは孫氏】

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新聞とWebニュース「鬼滅の刃」の記事をちょっと書いただけなのに #ネット #新聞 #ウェブニュース

新聞とWebニュース

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鬼滅の刃」の記事をちょっと書いただけなのに

ネットで、開くページ、開くページ「鬼滅の刃」の広告がガンガン表示されます。
これは、ネットの悪いところで、何かのニュースページを開いたりすると、関連記事をガンガン押して来る。或いは、トレンド記事しか押してこない。しかも、クドイ。
閲覧者に、情報を選ばせないところは、現段階、ネットAIの良くない所です。
(AIの責任というより、そのようにプログラムさせている、運営側(人)の責任ですが)
一方で、別角度の情報を得られる事が出来る。…時もある。のは、ネット情報の良い面でもあります。

一例をあげれば、

ある、抗議デモ報道で、新聞は「行き過ぎた取り締まり」という見出しで報道し、写真も警備官に羽交い絞めにされ、苦しんでいる様に見える人の写真を載せていたりします。
記事も、まるで無抵抗のデモ隊を暴力的に、排除している現実がある。という論調で書いていました。
警備側は、その一方的な報道に腹を立てたのでしょう。ひとつの動画を、ネットで流します。
デモ隊の方が、暴力的に挑発的し、わざと敷地内に侵入、一線を越えたので警備員が取り押さえると、デモ隊の向こう側に映る、各新聞社のカメラマンたちが一斉にフラッシュを焚く。という動画。
こうなると、新聞報道の不公平感は否めません。記事は新聞社のミスリードと言われても仕方ない。
人間誰しも、自分の思う事はありますが、報道に関しては客観的事実のみを報道すべきです。
でなければ、ジャーナリストの資格はない。
かといって、ネットは公平か? というと、バズリを狙ったフェイクニュースも多いし、前述したように、読む記事を選ばせない仕組みになっている。閲覧者が興奮しないようなニュースは、ほぼ流れない。
ネット情報は、現段階では読んでいるというよりは、読まされている感が強い。
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新聞も、最近では新聞社の主観記事が強く「政治面」や「社会面」の記事。新聞社の意向に沿うような内容しか、選ばれてい様な「投稿記事」は、偏りが酷くて、読んでいて気持ち悪くなります。ですが、一方で「文化面」などの、些細な記事も自分のペースで読める所は、今でも良いと思います。
「へー、こんな事があるのか」
という、関心から、新しいカテゴリが生れる所は、新聞のよい面ではあります。

鬼滅の刃」を記事にしたら…から、変な話になってしまいましたが、ネットニュースにせよ新聞、テレビにせよ、私たち観る側が賢くならないといけませんね。
鬼滅の刃 1
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