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箸の持ち方

正しい橋の持ち方は「食」と「料理」の幅を広げる…と思う

我が家の倅は、お箸の持ち方が少し変です。
離乳食から普通食に変わった頃から、お箸の持ち方を教えてきましたが、今でもちょっとおかしい。お箸の持ち方養成ギプスを使わせてみても、自分にとって「楽」な持ち方を頑なに通しています。
かくいう私も、実は十九歳まで、お箸の持ち方は変で、家族の中で、私だけが間違った持ち方をしておりました。
それがどうして、正しい持ち方になったのか?
十九歳に成ったばかりのある日、当時のアルバイト先だった老舗寿司屋から、
「今度の土日、他に用事学業等がなかったら〇〇茶寮の洗い場に行ってくれんか」
と言われました。「〇〇茶寮」は有名な料亭で。現在では世界中の日本料理人を志す人が、修行に訪れるお店です。
そこで、賄いを頂いている時、一緒にテーブルを囲んでいた、花板さんだったと思いますが、板前さんのひとりに、
「自分(君)、箸の持ち方おかしいな」
と指摘されました。
私も、年齢的に、ちょっとトンガっていましたので、
「別に、不自由していないんで…これで、イイッス」
と返してしまいました。
「いや、そういう問題とちゃう。そういう箸の持ち方は、自分の両親に恥かかせるもんなんや」
と言われました。
多くの人が、そうであるように、私も「両親を悲しませる」等のワードには弱いので、
「こうやって持つんやで」
素直になって、その場で、お箸の持ち方を見せて頂きました。
「箸の持ち方には、意味があってな。まず、細かい作業が出来る。箸先の可動域も広うなんねん」
そして、その日を境に特訓…というほど、大袈裟でもありませんけど、一週間かそこいらで正しいお箸の持ち方で食事が摂れるようになりました。
あれほど、面倒だと思っていたお箸の正しい持ち方でも、モチベーションひとつで、たった一週間程で身に着くものです。
我が家の倅も、院生にでも成らなければ、就職する事になります。
「企業によっては、お箸の持ち方を観る所もあるから、卒業までに正しい持ち方を身に付けな」
とは言っていますが、未だに、ちょっとおかしい持ち方のままです。
どんな事でもそうですが、自分の中に「理由」が見つけられないと、なかなか行動できないものですね。
私の場合、日常的に料理もするので、正しいお箸の持ち方は大いに役立っています。
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