映画「運び屋」 #クリントイーストウッド #洋画 #アメリカ映画

映画「運び屋」


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「運び屋」
2018年アメリカ映画 116分
監督・主演 クリント・イーストウッド
実話に基づく映画です。

【あらすじ】

園芸業一筋。家庭を顧みず働いてきたアール・ストーン(イーストウッド)は、仕事を優先して、一人娘の結婚式にさえ出席しなかった事から、妻と娘に嫌われていた。
ユリ園芸では著名なアールだったが、ネット時代の変化に対応できず、廃業を余儀なくされる。
私財を差し押さえられ、手元に残ったのはオンボロのピックアップトラック一台。途方に暮れているとき、数百キロドライブをするだけで、大金が手に入るという話を持ち掛けられる。
90歳のアール。「一度だけ」と思って、仕事を引き受ける。
アールはお人よしではあるが、見栄っ張りな一面もあって、報酬の殆どを孫娘の為に使ってしまう。知り合いが困ってしまえば、その為にまた運び屋を働くようになってゆく。
園芸家時代から、全米を車で移動していたアールは、無事故無違反の優秀な運び屋となり、逮捕されるまでの一年余りで、十二回も運び屋として働いていた。

盛り込まれているサブテーマが面白かった

親切で、人種偏見や民族偏見の薄いアールなんですが、パンクで難儀していた黒人夫婦を助けながら「ニグロ」という蔑称を使ったり、エンストで困っている女性ライダー集団に、アドバイスをしながらも「レズ野郎」という。悪気はないが、平気で差別用語を使っていました。
日本のお年寄りにも居ますね。悪気はないのは分かるが、平気で「バカ〇ョン」とか言う人。
周囲に奇異な目で見られながらも、麻薬カルテルのメキシコ系のお目付け役二人と、同じテーブルで食事をしたりする所にも、アールの民族偏見の薄さが表現されていました。
ルール違反に非情なお目付け役が、アールの為に「でも、女房が死んだんですよ」組織のトップに掛け合うシーンには、悪党にも人の情がある感じで少し泣けました。

イーストウッド監督作品は泣ける

女性ボクサーを描いた「ミリオンダラーベイビーズ」も面白いです。しかし、余りにも切な過ぎて、二度見れない作品でした。「運び屋」も、老いて行く男の悲哀がなんか切なくてなりません。
一瞬、山田康夫さんの声かと思った
吹き替え版は、栗田貫一さんの声かとも、思ったのですが、多田野曜平さんという声優さんが務めておられました。
一瞬、かつてイーストウッドの吹き替えを担当しておられた山田康夫さんかと思うくらい、そっくり。声の雰囲気が似ているという事で、イーストウッド出世作「荒野の用心棒」のBR版では、カットされたていた部分を担当されたそうです。
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