シンデレラの靴って… #シンデレラ #ガラスの靴 #フランス語 #英語 #名前

シンデレラの靴って…

「フランス」というだけで、私は頭に「お」を付けたくなります

唐突ですが

「シンデレラって、何故、割れると危険なガラスの靴を履いて、舞踏会にやって来たんだろう?」
子供の頃に、お話を聞きながら、ボンヤリ思っておりましたが、極最近、ひょんな事でその疑問がとけました。
シンデレラの履いていた靴は、実は革靴で、それも「ウサギの革」の靴らしいですね。
フランス語で革製の靴を「vair」(ベール)と言うそうで、ガラスの事も「verre」、スペルは違いますが「ベール」と発音するらしく、それを英訳する段階で「ガラス」と翻訳して世界に「ガラスの靴」として広まったんだそうです。
まあ、日本でいえば「橋」と「箸」と「端」みたいなもんですかね。
「箸で食べた」なら、道具の箸を使って食べた。になりますが、「橋で食べた」なら、橋の上で食べたって事になって、「端で食べた」だったら隅っこで食べた。に成りますね。
あれ? ベールの誤訳とは、ちょっと意味が違いますか? でもまあ、誤訳によって「ガラスの靴」で世界に広まりました。

フランス語で思い出した事

フランス語のアルファベットで「W」を「ドゥウベルヴェイ」と言いますが、日本語的に言うと「ダブルブイ」という意味になります。
「既にダブルって言ってんじゃん」
フランスの人も、母国語でありながら、私と同じように思う人は多いそうです。
なら、「W」は「ドゥウベル」と言えばよさそうなんですが、英語の「ダブリュ」も元は「ダブルユー」から来ているらしく、「ダブル」「ドゥベル」には、本来「連なる」という意味があるんだとか。
確かに「○○をダブルで下さい」とか「ダブルパンチ」「ダブルバーガー」とか使いますね。
でも、やっぱり英語がほぼ「ダブル・ユー連なる「U」」から「ダブリュ連なる」にしたように、フランス語も、そろそろ「ドゥベル」にしちゃえば良いのに。とは思います。

フランス語には性別があります

「物」によって、男性名詞、女性名詞があります。
例えば、「お城」は男性名詞で「シャトー」の前に「ル」が付いて、「ル シャトー le château
「家」になると、女性名詞で「ラ メゾン la maison 」となります。
他にも、「椅子」が女性で「机」が男性とかあって、なかなか面倒くさいんですが、性区別をなくそうとするジェンダーレスの現代では、どうなるんでしょうね?
擁護派からは「いや、あれは、性別とは微妙に違うんだ」という言い分もあるようですが、実際どうなんでしょう?

余談ですが

ご存じの方も多いと思いますが「シンデレラ」って、「灰被り」という意味です。
物語のパターンにも寄りますが、舞踏会で彼女の名前を聞いた王子様。
「シンデレラ」と聞いて「あ、お姫様じゃないんだ」とピンと来なかったんでしょうか?
「灰被り」
聞くからに、苦労の滲み出た名前ですよね。普段、暖炉の中を掃除させられいるイメージ。
まあ、ヨーロッパは職業がそのまま苗字に成っている事が多いので、これで普通なのかも知れません。
大工カーペンター」さん、「羊飼いシェパード」さん、中には「茶色ブラウン」さん、という「色」が苗字になった方もいらっしゃいます。
そう言えば、倅が保育園に通っていた頃、パパ友にインドネシアの方が居りました。
帰宅の電車で一緒に成る事も多く、割と親しくしておりましたが、お名前が長いので、愛称で「ノルミザン」さんと呼んでいました。
当然、保育園に通う娘さんの名前も長いので、愛称として「ミナ」ちゃんと呼んでいましたが、名前の由来を聞くと、インドネシアでは「誰それの息子の息子の娘」みたいな事が、そのまま名前らしくて、名前=「家系図」を語る事なんだそうです。
日本の場合、「姓」は「源平藤橘」の四つですが、四つしかないと、同じ姓ですぐいっぱいになりますから、「苗字」として在所の名を使う人が増えました。
「加賀の国の藤原」さんだから「加藤」さんとか、「源」を自称していた「家康」も在所が「松平郷」だったので、徳川以前は松平元康を名乗っていました。
なかなか、面白いですね。
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