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普通救命講習に行ってまいりました

救命講習は受講した方が良いです

本来なら、入社直後位に受講するものだったものです。
コロナ禍で伸び伸びになっていた、「普通救命講習」に行ってまいりました。
住まいと関係なく、よその区や、よその市であっても受講できます。
ただ、消防局の本局に行かねばなりません。
私も、電話で予約を入れて区内の「本局」で受講しました。
小児、児童、普通、上級等があって、一番最初は「普通救命講習」からが良いそうです。
予約の時に「受講者はそれほど多くありません」と聞いていましたが、行ってみると、私を入れて15人もいて、意外に若い方も多かったですね。
講習ビデオを観ながら、三人ずつ5チームに分かれて、実技を受けました。

救命の手順としては

安全の確認
倒れた人を発見したら、先ず周囲の安全を確認。
反応(意識)の確認
仰向けに寝ている「傷病者」の両肩を、上から叩くようにして「大丈夫ですか? わかりますか?」等の声掛けをして、反応(意識)を確認しますが、感染症の観点から顔は腕の長さ分、離しておきます。
119番通報とAED搬送の依頼
何人か集まっていれば、
「あなた、119番お願いします。その際に「反応」(意識)がない事を伝えて下さい」
「あなたは、AEDを持ってきてください」
と依頼しますが、必ず「あなた」と指名する形をとります。
「だれか…お願いします」だと、結局誰も動かない場合があるのだそうです。
「救急車」もパニック状態だと掛けられなくなる事もあるので、「119番」と番号でお願いをします。
呼吸の確認
「傷病者」の全身を観て呼吸があるか確認しますが、余り時間を掛けると「傷病者」の生存率も下がるので、六秒以内で確認します。
無呼吸の他、シャクリ上げるような、平常とは思えない呼吸も、実は呼吸していないので、呼吸無しと判断したら「胸骨圧迫」を開始。
胸骨圧迫
ハンカチやタオルがあれば、飛沫を防ぐため「傷病者」の口と鼻を覆うように被せる。
「傷病者」がマスクをしていれば、外さずそのままにする。
「強く」鳩尾みぞおちの上位の胸骨を五センチ沈むまでしっかり圧迫。
「早く」一分間に100~120回(一秒で二回)
絶え間なく中断は最小限にする。
胸骨圧迫は重労働なので、他に、知識のある方が居れば、交代もありますが、AEDが到着、パッドを装着するまでは、一人で続けられた方が良いようです。
AEDの装着
AEDのガイダンスに従って、「傷病者」に装着しますが、電気ショックが必要な時はAEDが「離れて下さい」とか「続けて下さい」などの指示をくれるので、それに従います。
胸骨圧迫は、この「離れて下さい」の指図の時に交代するのがベストです。

AED

実際に心筋梗塞等で倒れた人の動画を見せられました。
九人制のママさんバレーの試合中に、一人の選手が倒れ、隣の人は直ぐに気づきますが、他の人は気づかず試合を続けていました。
画面上に、
「こんな時あなたはどうしますか?」
の問いかけが流れます。
こんな時こそ、勇気をもって行動すべきなんでしょうね。実際、ほんの少しの勇気で救われた命も沢山あるそうです。
他、まだ、AEDが街角に設置されていない頃。16歳の女の子が心不全で亡くなって、その希望に満ちていたであろう、友達と写っている写真。
見ているだけで、泣けそうになりました。
高校野球で、強打されたボールを胸に受けてしまう少年。
球場にはAEDが設置されている時代だったので、少年は助かりますが、AEDに録音された当時の音声。
「○○生きろ!」
という、父親らしい男性の声等を聴いただけで、もう、殆ど泣いていました。
一命を取り留めた少年は、この経験から、救命の仕事に就く事になります。
年を取ってね涙もろくなった、というより、私の場合、子供が生まれてから涙もろくなりました。

AED」と「胸骨圧迫」

「心筋疾患」で倒れた場合。その殆どは、心臓が止まっていると言うよりも、心臓が痙攣している状態で血液を送り出せないのだそうです。
AEDはそれを判断して、電気ショックを与え、心臓の痙攣状態を止めます。
止めた後で「胸骨圧迫」を指示し、心臓に正常な鼓動を復活させる。
そして、また、心臓の状態を測るために「離れて下さい」等の指示をしてきます。
救急隊が到着するまで、基本、この流れになるそうです。

「普通救命講習」受けてよかったです

朝の九時過ぎから十二時迄。という、想像以上に時間は掛かりましたが、受講して良かったと思います。
一応、会社で「救命措置」のビデオとか見せられていましたが、疑似にせよ、リアルな人形ダミーを使い、練習用とはいえ実際のAEDを使かってみる経験は、やはり、大きいですね。
「胸骨圧迫」も思った以上に重労働で、翌日は腰が痛くなってしまいました。
「普通救命講習」
機会が有れば、是非、皆さんも受講してみてください。(既に受講された方も多いでしょうけど)身近な人が倒れた時も役に立つと思います。
我がマンションにAED が無かった事実
講習から帰って、マンション内を見渡してみると、AEDが設置されていませんでした。
今日まで知らなかった私も、恥ずかしい限りです。すぐさま、理事長に相談し検討する話にはなりましたけど。
AEDは値段が高いので、個人で設置することはなかなか難しいでしょう。
一戸建てにお住まいの方は、最寄りのコンビニ等24時間店舗に設置されているか、確認しておいた方が良いですね。
ただ、我が家もそうですが、最寄りといっても、いざAEDを取りに行くとなると、結構遠い気もします。買い物だと近くに感じる所なんですけどね。

人工呼吸

心不全等で倒れた場合。
成人であれば、肺の中に空気が残っているので、人工呼吸の必要はないそうです。
もう一つ、感染症のリスクもあるので、昨今では、人工呼吸はしないそうです。
だだし、小児・児童の場合は、窒息から心不全に陥るケースが多いので、AEDの中に付属してある、人工呼吸器を使って二回だけ、人工呼吸をするそうです。
一応、講習で「傷病者」の額を片手で抑え、もう一方の手で顎を持ち上げ、吹き込んだ空気が漏れないよう、鼻を摘まむ様にして行う人工呼吸も教わりました。
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