俺の家の話 最終回を観終わって #俺の家の話 #長瀬智也 #戸田恵梨香 #永山絢斗

俺の家の話 最終回を観終わって

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成るほど、ずっと「隅田川」のお話をベースに物語を進めていたんですね

【オープニングの煙突と皆の朝食シーンは良かった】
タイガー&ドラゴン」は、落語ネタ「子別れ」をベースにドラマを進めていましたが、「俺の家の話」は「隅田川」のお話を下地として進められていました。
演目「隅田川」に「亡霊は出すべきではない」という世阿弥に対し、長男・元雅の「出した方が良い」というエピソードも、最終回に生かされていましたし、思えば、伏線としてドラマ当初から出ていました。二十数年生き別れた家出していた我が息子という設定も、「そういう事か」と納得してしまいました。
【寿一が亡くなったのは悲しいけれど】
ちょっとセックスシンス…シックスセンス的な感じでしたが、亡霊としてでも会いたいという、息子視点を上手く生かしていたと思います。
【火葬のお骨は、全てを遺族に返すわけではない】
故人が大男だったため、骨壺がデカい設定でしたが、どんな人であっても、骨壺に全ての骨は入れられません(例外はあるかも知れないけど)。主要な部分のみを入れて、残りは火葬場が供養しつつ、廃棄されます。
シックスセンス=ブルース・ウィリス主演の霊感映画。
あらすじ=小児精神科医のマルコム・クロウが受け持つ事になった少年。奇行の目立つ少年だったが、少年には「霊が見える」という。暫く少年の言うとおりに付き合うマルコムだが…


【能のお話は】
「能」に関しては、殆ど知識も無いし、興味もありませんでしたが、ドラマを観ていて、現代語訳すれば、良い話なんだと思いました。
「伝統」も良いですが、現代語訳や演出を変えて行けば、「能」も本当に面白いお話として現代でも受けると思います。
隅田川
隅田川』 (すみだがわ) は能楽作品の一つである。観世元雅作。
一般に狂女物は再会→ハッピーエンドとなる。ところがこの曲は春の物狂いの形をとりながら、一粒種である梅若丸を人買いにさらわれ、京都から武蔵国隅田川まで流浪し、愛児の死を知った母親の悲嘆を描く。
各流派で演じられるが、金春流で演じられる時は、『角田川』(すみだがわ)のタイトルになる。
シテ: 狂女、梅若丸の母
子方: 梅若丸の霊
ワキ: 隅田川の渡し守
ワキヅレ: 京都から来た旅の男
大小前に塚の作り物(その中に子方が入っている)
   ※ウィキペディアより抜粋

【終わり良ければ全てよし】
やっぱり、宮藤官九郎さんは、話の纏め方が手いですね。
途中、ちょっと退屈な回もありましたが、最後が纏まっていると、全体が「あー、そういう言う事だったのか」的な気分になります。
「俺の家の話」の最終回を観た後では、同チャンネル「天国と地獄」の最終回は、ベタな終わり方に感じてしまいました。
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『俺の家の話』3/26(金) 最後に皆さん、家族を大切に!ぜあ!【TBS】